pister さんの感想・評価
2.6
物語 : 2.5
作画 : 2.5
声優 : 2.5
音楽 : 3.0
キャラ : 2.5
状態:観終わった
単体で見るかシリーズの箸休めとして見るか
“モンストアニメ”を配信してるXFLAGによるモンストアニメカデゴリの短編アニメ。
モンストアニメカテでないオリジナル作品(“約束の七夜祭り”)もついこの間配信したばかりで、なんともまぁよく作るもんだと感心。
内容はモンストアニメカテでもあるし現在毎週配信されてるモンスト三期(以後本編と呼ぶ)と関連のある外伝的な…ということには行かず、全く別モノの単発作品。
二年前にやったスペシャル(“マーメイド・ラプソディ”)では本編と関連のある──ってか本編を補強するような内容だった──のに、まぁこれは仕方ないか。
なんせ今年は本編自体が現段階までずっと天界を舞台にした天使同士の内ゲバでちょっと重めな内容・キャラのバリエーションも少なくて、それを引き継いだものより作風変えた箸休め的なのを狙ったのかも。
とはいえ極端よね、本編が暗めな話だからといってこっちはいきなり子供向け。
ってかさすがに25分でそんな凝った話は作れんだろーってのが感想、色々雑な部分が見える、これは“モンソニ”でも味わったなぁ。
序盤に拾ったサナギは物語で大きな鍵となるかと思ったら何も無し…一応ヒマワリの覚醒を示すアイテムとしては使われたが、そんだけ。
敵側に居たリンドウ(ガスマスク)は名前からして元妖精か?と思わせてその掘り下げは無し。
10年経っても殆ど成長しないのね、まぁ人間じゃないしそれは良いのだけど、だったらプラチナ見て「こんな子供が?」と驚くのは変なような?
シルバー死んじゃったの?プラチナには不殺を貫いたのに?
妖精はウツシ身が得意なのかな、ツバキとアジサイが使ってた。
と、突っ込み所というか、そもそも25分じゃ無理だろって感じで…これってゲームの方やれば分かるって作りなんだろうか?(ゲームはやらない)
一応イベントと連動してるっぽいし、むしろ「ゲームの紹介」として捉えるのがストレス無く見れるかも。
でもって評価する点。
これは前からモンストに抱いてる不満部分なんですが「架空の人物やモンスターと、過去に実在した偉人(時には性別を変えられて)が同居してる世界がある」ってのが何だそりゃ?で、けど今回の“花咲ク絆ノ浪漫譚”は全て架空キャラでした。
これでいいんだよこれで(けどこの問題は本編で解決される、かも?)。
プラチナの武器は卒塔婆の剣かwたまに見る気がするけどミロクに持たせた方がサマになるような?
変身後の決め台詞、ツバキ「カミーリア」、アジサイ「ハイドレイジャ」と来たのでヒマワリはどう来る?と期待したら「サンフラワー」でズッコケつつ爆笑。
鉱石軍を壊滅させた訳じゃないし妖精の居場所もバレてもう浪漫街に住めないんじゃね?と思ったけど普通に暮らしてるエンド、このまま「次回続きます」って言われてもおかしくない終わり方。
ホント箸休め、全4クールある作品の途中の1話を見たような感じ…肩肘張らずお気楽に見れるという点で評価(肩肘張るのは本編で、ってことだろう)。
総評
youtubeのコメント蘭でも散々指摘されてるけど思い切りプリキュア…モンストとはいったい…うごごご。
本編知らずにいきなりこれ見たら「モンストアニメってツマンネーな」って言われそうでコワイ。
それでいて本編見たところでこれ単体の評価が上がることはない。
あくまで箸休め。