sunnyday さんの感想・評価
3.7
物語 : 4.0
作画 : 3.5
声優 : 3.5
音楽 : 3.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
カワイイとギャグで往復ビンタされる感覚
最初のうちは頭空っぽにして楽な感じで観れるアニメだと思っていましたが、それは僕の全くの誤解でした。全員ボケの三人トリオによるはちゃめちゃギャグアニメです。少し思うところはありますが、最後まで沢山笑いながら観れました。
-物語について-
華子、オリヴィア、そして香純の三人が、遊び人研究会、通称「あそ研」を舞台にして色々とおかしい事をやりまくります。ゴムプールに水張ってスク水着て泳いだり、将棋部と対決して相手の部長を全身複雑骨折で病院送りにしたり、まあ常人には思いもつかないような事ばかりです。
これだけだったら没個性的な量産型ギャグアニメとなってしまうのですが、本作では主人公たちの可愛さでそれをカバーしています。
オリヴィアが悩殺ポーズを取ったかと思うと、次のシーンでは華子が人外になっていたりして、画面上で数十秒おきに繰り返されるカワイイからギャグへの落差で、視聴者の頭をかき回します。
要は「高低差ありすぎて耳キーンなるわ!!!!」って感じです。全12話を視聴するのにはとっても疲れたけど、とっても笑いました。
また、ギャグ漫画とアニメにはパロディがつきもののようで、本作にも多くのパロディがありました。{netabare}ちなみに華子の魔女裁判の件はイギリスのコント番組「空飛ぶモンティパイソン」の「スペイン宗教裁判」のパロディです。ニッチすぎるだろ…{/netabare}
-作画について-
主人公たちの可愛さの表現にはとっても力が入っていたように思います。華子がセーラームーンのモノマネするところとか、観てるこっちが照れてしまいそうになりました(笑)
-声優について-
正直な所、本作で一番気になったのは声優についてです。
本作には、かなりの頻度で華子が叫ぶところがあるのですが、その時に何を言っているのか分からないことが多いです。別にさして重要なことを言っている訳では無いのですが、華子が叫ぶ度に「ん、何て言ってるんだ」と思ってしまって、それがギャグを楽しむ際にはノイズになってしまいました。
ただ、華子の声優の木野日菜さんの鬼気迫る叫び声は前述のことを考慮してもすごいと思います。なんでも収録中にペットボトル2本を飲み干してしまうのだとか。ご苦労様です。
-音楽・OPEDについて-
OPEDについても何を言っているのか分からなかったです。でもまあ、面白かったのでいいと思います。
-キャラについて-
三人以外にも多くの変人キャラクターがいます。長くなるので詳しくは書きませんが、{netabare}ケツからビーム出したり{/netabare}します。もはやSF。
三人の織りなす、カワイイとギャグの乱打戦によって、僕のHPはもうゼロです…疲れました…
下ネタとか苦手じゃ無ければめっちゃ楽しめると思うのでみなさんもぜひ見てみてください。