退会済のユーザー さんの感想・評価
4.7
物語 : 5.0
作画 : 5.0
声優 : 3.5
音楽 : 5.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
あなた 出会い 感謝
ヤン・シュヴァンクマイエル作品は
私にとっての
「哲学書」であり
「絵画」である。
よって
感想を書くことはないと思っていた…
のだが…
尊敬する心友に
背中を そぉっと おされたので
書いてみようと思う。
尚、ヤン氏については
「作品」しか知らないので、
的外れな考察である事を先に謝っておきます。
小さな 小さな部屋に
バラバラの身体、「器官」が
「ノック」をして入ってくる。
左手→目玉→右手→耳→鼻(顔面)→舌と歯→脳→足→性器→大量の粘土…の順に。
途中
手に耳をくっつけたり
首に手をくっつけたり
とても可愛いらしく
ユニークな場面が続く。
私は思った、
何故「脳」の訪問が、遅いのだろう?
そこで
身体器官を「五感」として考えてみた。
触覚→視覚→聴覚→臭覚→味覚…
となり
「思考」は付属でしかなく
「五感」「本能」こそ、本質だ
と 伝えているのかな?と。
五感も、人によって
優先順位は違う。
「大切なもの」の順番が違う様にね。
話を戻そう、
「大量の粘土」で 器用に 不器用に胴体を造り
一人の男性が誕生する。
彼は
ロダンの「考える人」の像に見えた。
とても歪な。
この小さな「部屋」は
「迎え入れる事」しかできない。
「外には出れない」のだ。
怖い!
「地獄を見ているロダン(ダンテ)」に
成れなかった彼に
私は
優しい言葉をかけ続けよう。
性器の考察
{netabare}ものすごーく好きなシーン、それは…
「男性器の訪問」(笑)
激しいノック(ドアが空くほど)で現れた
お○◎●、「手足」で必死に「侵入」を阻止(笑)
そこで「手」が、コップに水を注いできて…
バシャッと、かけるんです。お○○○に。
なんて可哀想な!
男性は…その…○○◎○を
「汚いもの」って思ってる人、多いですよね!?
世界共通なのかしら?(笑)
ちなみに、
私は汚いって、思ったこと、ありませんよー!{/netabare}
この作品は
とても面白い。
何も考えずに観るのも良し、
私の様に
色々考え巡らせるのも…
一興?
YouTubeで視聴できますよ!