「とある飛空士への追憶(アニメ映画)」

総合得点
63.4
感想・評価
331
棚に入れた
1538
ランキング
4376
★★★★☆ 3.5 (331)
物語
3.6
作画
3.8
声優
3.0
音楽
3.4
キャラ
3.5

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cabinmild さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.9
物語 : 2.5 作画 : 4.0 声優 : 2.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

原作の魅力を映像化しきれなかった凡作

原作はラノベ。ラノベ購読者層以外への人気も獲得し、一般小説としても発売されています。

人種の問題から差別の対象である主人公シャルルと貴族令嬢ファナの、一時の淡いロマンスを描きます。

本筋には大きな改変を加えることなく映像化されていますが、いかんせん駆け足です。
差別の構造や戦争の状況、国家の体面など、原作でしっかりなされていた骨組みの描写がかなり省略されています。これだと主人公の立場に思いを馳せることがむずかしい。

シャルルとファナはどちらも責任と立場を自覚した大人です。その2人がお互いに絶対に叶わないとわかっていながら胸に秘める淡い恋がロマンチックなのですが… 本作ではかなり軽く感じられ、ラストシーンの感動が半減しています。

ファナ役は本作が声優初挑戦のグラビアアイドルで竹富さんという方だそうですが、ちょっとひどい。逆に敵役で出演されたサンドウィッチマンの富沢さんが思いの外好演されているので、余計になんだかなぁと。

アニメ化に適していたと思われる原作だっただけに残念です。

投稿 : 2018/09/03
閲覧 : 317
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