「劇場版『Fate/stay night Heaven’s Feel』 第一章(アニメ映画)」

総合得点
83.4
感想・評価
566
棚に入れた
3313
ランキング
325
★★★★★ 4.2 (566)
物語
4.1
作画
4.5
声優
4.2
音楽
4.2
キャラ
4.2

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ネタバレ

ワドルディ隊員 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 3.5 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

途中から話が急展開に進んでいくが、戦闘シーンは圧巻の出来

この作品は、2004年に発売されたPCゲーム
Fate/stay nightを原作としたアニメ映画である。
他の方からの指摘があるように、Fate/stay night UBWの
事前知識を踏まえたうえで視聴した方が良い。
なぜなら、序盤はUBWの映像をほぼそのまま採用しているからだ。
少なくともFate/stay nightファン向けの作品であることに間違いない。

Fateには、大きく分けて3つのルート
・Fate (別名:セイバールート)
・Unlimited Blade Works(別名:凛ルート)
・Heaven’s Feel(別名:桜ルート)
が存在するのだがその中でもこのHFはかなり
特殊なストーリー構成になっている。

細かな部分において違いがあるのだが、一番の違いは
間桐臓硯と真アサシンであるハサンが登場することだろうか。
それにより、マスターとサーヴァントの死ぬ順番や
倒され方がかなり異なっている。
FateとUBWではほぼ空気と化していた2人だが、このHFでは主役だと
言わんばかりの活躍っぷりを発揮するのだ。

臓硯はFate/Zero時を彷彿とさせるような相変わらずの
外道だし、ハサンに至ってはアサシンとは思えないほどの
邪悪さがある。これに関しては、臓硯がハサンのマスターとして
契約しているのが原因だと考えられる。

急展開であることに変わりはないのだが、上手くまとまっている方
ではないかと思った。
まあ、これに関しては、私が原作のゲームをプレイしていないこと
が一番大きいのだけど。
日常のシーンも程よい割合で挿入されているのは勿論の事、
戦闘シーンは申し分ない。

特にハサンとランサーの戦闘シーンは息をのむほどの出来
となっているので、少し興味がある方はその部分だけを見て
視聴するか判断するのもありだと思う。
(UBWをある程度見ていることが前提なのだが)

比較的テンポよく進んでいくと感じたため、大きくだれる
ことはなかったように思う。
また、3つのルートの中でも非常に陰惨な要素が強いので、
そういった手の作品が好きな私には相性がいいのかもしれない。
思ったよりもグロテスクだと感じた場面が多かったのは事実だし。
ある程度の耐性は付けておいたほうが良いだろう。

{netabare}
劇中では、間桐臓硯が、小次郎を触媒としてハサンを
呼び出していており、その時の光景は中々衝撃的だった。
Fate、UBWではアサシンとして活躍していた佐々木小次郎の出番
はほぼないといっても差し支えないので、佐々木小次郎ファン
は観ないほうが良いと思う。
{/netabare}

2.3作目の劇場版にも期待している。
個人的にはとても楽しむことが出来た。
Fateファンなら必ず見るべき作品の一つだと感じた。
間違いなく良作だと思う。

※先程、ハサンに関しての指摘があったので一部修正しました。
ありがとうございます。

投稿 : 2018/09/02
閲覧 : 390
サンキュー:

13

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