でこぽん さんの感想・評価
4.7
物語 : 5.0
作画 : 4.5
声優 : 4.5
音楽 : 4.5
キャラ : 5.0
状態:観終わった
ゆるふわだけじゃなく、人間として大切なことを気づかせてくれる物語
このアニメはゆるふわとして有名です。
主人公たちがとても可愛く、心を癒してくれます。
ですが、それだけじゃありません。
人間として大切なことを何気に気づかせてくれます。
そして、あおい、ひなた、かえで、ここなの性格がとても美しい。
彼女らの行動は、見ていて気持ちが良いです。
さらに、あおいとひなたの関係が凄く良く描かれており、思わず微笑みました。
以下、気になった箇所だけ選んで読んでいただければ幸いです。
■人間として大切なこと {netabare}
以下のようなことに気づきました。
①友達を大切にする
②親には自分の気持ちを真剣に伝え、理解してもらうように努める
③自分が本当にほしい物は、親にねだるのでなくバイトをして得たお金で買う
④一歩づつ、ゆっくりでもいいので前へ進む
⑤失敗しても、またチャレンジすればいい
などなどです。
例えば、親と疎遠な人は少なからずいると思います。
でも自分は今まで親に、自分の想いを熱心に伝える努力をしたかというと、あまり自信がありません。
親はいつも子供の幸せを願っています。
自分の考えを懸命に親に説明すれば、親もきっとわかってもらえます。
しかもこれらは、教え諭されるのでなく、見ていて自分で何気に気づくように描かれています。
だから、すんなりと心に入ってきます。
Openingソング「毎日コハルビヨリ」にも大切なことが唄われていました。
「世界で一番の絶景ポイントはいつも目の前のその笑顔」
とても素晴らしい表現です。思わず納得してしまいました。
だから、この物語を見ると、いつの間にか前向きになれます。
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■4人の性格について {netabare}
みんな可愛くて素直な女の子です。
あおい
非力ですが、がんばりやさんです。
そして、いつもみんなの和をとりもつようにしています。
ひなた
太陽のように明るく元気です。
たまには失敗しますが、小さいことは気にしません。
ここな
いつも笑顔でみんなの心を癒してくれます。
彼女の穏やかな話し方は、聞いていて和みます。
かえで
年長者ですが、しゃしゃり出ることなく、
みんなが困ったときに何気なくみんなをフォローします。
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かえでは、富士山で高山病になったあおいを看護しました。
そのため、かえでは頂上には行きませんでした。
このときあおいは、「みんなに迷惑をかけた。特にかえでに迷惑をかけた」と感じます。
でも、かえではそんなことを全く気にしていません。
だって具合が悪くなった人がいたら、その面倒を見るのが当たり前だと彼女は割り切っています。
それが登山者の基本だから…
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■あおいとひなたの関係について {netabare}
あおいにとって、ひなたは特別な存在です。
あおいは最初は内気で地味でしたが、ひなたのおかげでいつの間にか外交的で前向きになりました。
ひなたはいつも、あおいの背中を後押しします。
あおいの成長をひなたは自分のことのように喜びます。
ひなたがいたからこそ、今のあおいがいます。
そしてあおいがいたからこそ、いまのひなたがいます。
ケンカするほど仲が良いといいますが、
二人は何度もケンカをし、何度も仲直りします。
こんな仲が良い友達がいたら、それだけでも十分に幸せですね。(^_^)
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■余談: 高山病にならないための準備 {netabare}
富士山に初めて登る人は高山病になりやすいです。
一度高山病を発症したら、低いところに降りるまで治りません。
そして、頭がズキズキと痛くなり、何をしても苦痛に感じます。
高山病にならないように、以下のように心がけたほうが良いです。
・5合目で十分休憩をとり(できれば2時間以上)体を気圧に慣れさせる
・5合目から6合目までは、深呼吸をしながら、いつも歩く速さの2/3ほどでゆっくりゆっくり進む。
なだらかな上り坂なので、ついつい早く進みたくなります。
でも、体は富士山の気圧に慣れていません。気圧になれるためにもゆっくり進みましょう。
・六合目についたら、できれば10分以上休む。
・6合目から7合目までも同様に、深呼吸をしながらゆっくりゆっくり進む
高山病にならないためにも、焦らずゆっくりゆっくり登りましょう。
{/netabare}