こまたち さんの感想・評価
3.1
物語 : 2.0
作画 : 3.5
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 2.0
状態:観終わった
関さんの怪演が光るものの…
1988年制作のOVAロボットアニメ
全4話の収録
よくある俺TUEEアニメの典型。それをロボットアニメで再現した感じ。その部分については爽快で気持ちの良いものとして評価できるが、逆に言うと印象に残るのはそれくらい。それだけのアニメ。
まずキャラの作りこみが甘い。そのせいでストーリも陳腐なものになっている。具体的には主人公とヒロインのバックボーンや心情・心理変化が圧倒的に描写不足。いつの間にか良い雰囲気になって、いつの間にか爆発してるし。全く持って理解不能。当然ながら感情移入もできない。
本作のタイトルにもなっている”冥王計画”。これも凄く下らないもの。要は世界を征服して王様になりたい!ということでしょ?前述したキャラの作りこみ不足のせいでなぜこの計画を立ち上げたのか、なぜ王様になりたいのかも不明。終始なにを見せられているの分からない状態でした。
ラストの終わり方も謎が深い。
しいて面白いところを挙げるとしたら、八卦衆の、自らが持つ対極する二面性ゆえの葛藤から繰り広げられるミニドラマかな。あとは戦闘シーン。本当にそれくらい。
ただ劇中音楽(BGM)は最高に好き。あのゼオライマー初登場時に流れたBGMは歴代アニメの中でも屈指の良曲(と個人的には思っています)。
以上。
酷評気味ではあったが原因はおそろくほぼOVA故の話数不足。
テーマや設定は悪くないので深夜アニメ枠でのリメイクで再起を期待したい
(まあ無理そうだけれども…)