芝生まじりの丘 さんの感想・評価
3.6
物語 : 3.0
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 3.5
キャラ : 3.5
状態:観終わった
魔法少女バトルロワイヤル。
なんか、バトルロワイヤルとか、裏のある魔法少女マスコットとかもう飽き飽きやわと思いつつなんだか見れてしまった。
内容は"Fate zero"と"まどマギ"とか"ぼくらの"とかを混ぜて薄めた感じ。
あるいはFateを設定甘くしてスパイスに現実味を加えた感じかな。特に目新しい要素はない。あというほど魔法少女してるわけでもない。どうせならもっとピュアピュアな武器とか魔法で殺し合いして欲しかった。
たくさんキャラクタが出るので、あんまり各キャラを深掘りすることはなく表面をなぞっていく感じ。こういう殺し合いゲーム系にしてはギミック、どんでん返しは凝ってない。
ともかく16人の魔法少女がいて、1クール内でどんどん死んで行かなきゃいけないので、結構なハイペースなのが魅力?。あと、一応大抵のキャラクタには慎ましやかな背景設定を入れて、あんまり憎めない感じにしているのはよかったかなと思う。またファンタジックに癖が強いキャラクタは出さず、説明も抑えて、想像の余地とか余韻を残しているのも良い。
絶対エンディング胸糞になるやろと思ったけど、存外爽やかで前向きでよかった。またちゃんと1クールで綺麗に完結するのもよかった。締め方はありきたりだけど癖もないので嫌いじゃない。自分は締め方の好みで評価だいぶ決めるのでそれで評価上げてる感はある。
テンプレートの継ぎ合せ以上のことがないので、新鮮さはほとんど感じない。まあ大した作品じゃあないよと断っておく。暇で気が向いたら見ようねくらい。期待以上でも以下でもなく異能女の子バトロワという感じ。
ファボの性格設定とかはあまりにありきたり感あったけどどうなんだろうね。
主人公はかなり空気だけど、それで困ることはあんまりないです。
あと{netabare}ともかく(唯一)可愛いリップルたそが絶対死ぬやろと思ってたら生きとったんでよかったね。というか、11話のリップルの変身シーン12話の主人公のより凝ってるし、製作陣の愛が結構あるなあと思う。{/netabare}