ニャンキチ君 さんの感想・評価
4.2
物語 : 4.5
作画 : 4.5
声優 : 3.0
音楽 : 4.5
キャラ : 4.5
状態:観終わった
日常が非日常であるとは…。
キャッチの方のレビューを読み観たいなと思っていたところ ようやく観ることができました。
原作は、デボラ エリス(著)の「生きのびるために」
製作国: アイルランド カナダ ルクセンブルク
監督: ノラ・トゥオメィ(あの『ソング・オブ・ザ・シー』の監督)
脚本: Anita Doron デボラ・エリス
お恥ずかしいですが タリバーン政権について知ろうとしていないだけだった私は 今回観終えた後 慌てて調べました。
原作は未読で 2001年にアフガニスタンのタリバーン政権が崩壊した事を考えると それ以前のお話だと思います。
タリバーン政権下の人々の生活は抑圧され 特に女性は虐げられ 学ぶ事も働く事も(一部例外がありますが)禁止され、親族男性を伴わなければ外出さえも認められなかったそうです。
(残念なことに現在のアフガニスタンは テロにより治安は悪化の一途をたどっているようです。)
あらすじは 戦争で片足を失ったパヴァーナの父親は、女性に本を読ませたという罪で逮捕され刑務所に送られてしまった。パヴァーナは、残された家族を救うため 決心して長い髪を切り少年になりすまし 町へ稼ぎに出かけ 父親に会えるよう頑張っていた。そして母も姉も生きのびるため考えていた事があった…。
幼い弟に聞かせるお伽話はパヴァーナを奮い立たせ 二つの世界が絡まって物語はどんどん進んでいきます。
少し砂ぼこりのあるカブールの街並みや 綺麗な夕日の景色など映像も良いです。
ぜひいろんな方にも観てもらいたいのに あぁ文才がないから 上手く書けないや…。この映画の魅力をたくさんの人がレビューに書いてくれると嬉しいな。
(字幕で観たので声優の評価のみ3になっています。)
月の光が 家族をきっと導てくれる事でしょう。そして20年後 パヴァーナが、商売をしている友達に 会えますように。
世界で紛争がなくなりますように