「聲の形(アニメ映画)」

総合得点
88.4
感想・評価
1521
棚に入れた
7489
ランキング
115
★★★★★ 4.1 (1521)
物語
4.2
作画
4.3
声優
4.2
音楽
3.9
キャラ
4.1

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guru さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

映画作品として非常に豊かなものだと思う。

真正面から、「障害」や「いじめ」をテーマにしていることから、
賛否言われることもあり大変だったであろう、
大今良時による『週刊少年マガジン』で連載もされていた漫画が原作のアニメ映画。
大きな筋は、男の子と女の子その周りの友達の成長ストーリーでしょうか。

原作ものアニメ作品として、映画ということもあり、
「内容(補足)が足りない!」と感じる?方も多い気がするが、
私は上手くまとめられていたと感じた。
いい意味で抽象的な部分がある。
(足りない部分はリアルもしくは考える余地がある)

監督は「けいおん!」など山田尚子、で制作は京都アニメーションが担当。
原作との相性がとても良かったのではないかと思う。
物語のレイヤーとして音楽も非常にこだわって作られているようだ、
主題歌がaikoなのもピッタリであった。

大今先生が一番好きなのは誰ですか?
という質問に対して「みんな嫌いです」と答えたそうだが、
(少し意味は違いますが)
登場人物が大人も子供も、当たり前にみんなイラっとするくらい未完成だ。
(なんだったら物語も)
だからこそ、それぞれがバラバラの速度、方向に一歩一歩進んでいる。
それでも原作者は『子供向け』である事を大切にしているそうだ。
そんな物語だった。

ある意味大人?が好きな予定調和なものではないが、
上記のスタッフによる作品なので、食わず嫌いすることもないだろう。
キャラ可愛いしね。

投稿 : 2018/08/30
閲覧 : 255
サンキュー:

14

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