STI さんの感想・評価
1.0
物語 : 1.0
作画 : 1.0
声優 : 1.0
音楽 : 1.0
キャラ : 1.0
状態:観終わった
ガンダム作品の名を借りたこじつけ作品
「とりあえず巨大ロボ映画が作りたい!」みたいな感じの映画。ガンダム要素はほぼゼロ。
他の映画会社に「巨大ロボ映画」を先取りされたく無いが為のハリウッドの意地の見せ付け自慰映画。
富野由悠季・矢立肇等々ガンダム作品のお歴々は何でこんなの許したんだろう?
先ずは作中ワード
スペースコロニーの事を“サイド”や“コロニー”とは呼ばず宇宙都市(セツルメント)と呼んでいる。何故わざわざ旧来の呼び方を捻じ曲げる必要が?
“ニュータイプ”や“アースノイド・スペースノイド”等のワードも出てこない。設定を宇宙世紀にしない方がまだマシだったのでは?(OOやSEED、オルフェンズみたいな別次元の世界設定の方が納得がいく)
人類を統括しているのも“連邦軍”でなく“議会軍”。正直そうした意味がわからない。
あと、一番の問題、“ガンダム”と呼べ!
これらのほんの少しのワードを見ても「そんなに自分らのモノにしたいのかよ。オナニー野郎共」って感情しか浮かんで来ない。
次に衣装
何かスターウォーズから取って付けた(或いはパクった)様な酷さ。議会軍の戦闘服もポール・バーホーベン監督の某SF映画のお下がり。まあ、あの戦闘服はデザインこそカッコいいから否めないが、「お下がり」って所が貧乏臭い。
次に戦闘シーン
MSが闘うシーン少な過ぎじゃね?MSの登場シーンが少ない上にそれを補える様なジ・オリジンみたいなストーリー性も無い。バカなの?
「クウィィィン」だか「ウイィィィン」だかダサ過ぎる駆動音と共にヌルヌル動くMSには正直口から砂が出そうな気分だった。
まあ、当時のCGなんてこんなもんだし、頑張って速く動かしてもかえって人体には耐えきれない挙動になるのが関の山だろう。
最後に内容
主に“戦争”を題材にしてきた本来のガンダム作品を冒涜する様な内容。宇宙全体での食糧危機問題を打開する発明を軍から守るって、ありきたり過ぎ。そんな内容のB級映画なら他にも腐るほどある。わざわざこの作品として観る必要性はない贋作中の贋作。クソ映画。ガンダムファン舐めてんの?
特筆する様な個性の無いキャラ達と淡々と起伏のないストーリーが90分という短い時間を悠久の時とも感じさせるつまらなさ。ガンダム作品とは縁遠い人に脚本書かせるからこんな事になるんだよ。
良好な点はMSのデザインくらい。
マジでガンダムファンな人は絶対観ない方が良い。時間・お金・電気代全てにおいて損する。
評価点付けるならマイナス50。プラス点はほぼ望めない。
作品全体を一言で言えば「敢えて言おう、カスであると‼︎」