たつ さんの感想・評価
4.1
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 3.5
音楽 : 4.5
キャラ : 4.5
状態:観終わった
最後は納得できないけど、名作
この作品は全話を通じてシモンに視点が当てられており、大グレン団の結成、カミナの死、そしてニアとの出会いによって成長していくシモンの姿に心を打たれました。
ーー以下結末についてーー
ニアの死については賛否両論あると思いますが、僕は否定派ではないものの納得できていません。なんでここまで夢を見せてくれたのに最後に現実に戻っちゃうの??なんとかしてよ!って気分です。
でもそのニアは、カミナの死を受け入れられないシモンに「死んだ人間を頼ることはできない」と言葉をかけ、自身の父を失ってなお「私は明日へ向かいます」と立ち止まることはしませんでした。これがニアの生き様であったなら、自分がいなくなってしまうことでシモンや仲間たちには立ち止まって欲しくないはずです。ニアが教えてくれたように、仲間との思い出を胸に自分の進むべき道を歩み続けているシモンは、ニアとの出会いを大切に胸にしまっている証拠なのかな、と。(でもだからこそニアならシモンが皆と一緒に歩む未来を望むと思いますが…)
アニメを見終えてニアの死が受け入れられないときには、もう一度作品を見直すとニアの発言(死んだ人を頼ることはできない、私は明日へ向かいます等)やカミナの死を乗り越えたグレン団の決意から納得できる答えが見いだせるかもしれません。