Ka-ZZ(★) さんの感想・評価
3.5
物語 : 3.5
作画 : 3.0
声優 : 4.0
音楽 : 3.5
キャラ : 3.5
状態:観終わった
「The IAM」とは…?
タイトルコールで必ず「The IAM」と流れるので、何かと思ったら「イラストアニメーションムービー」の略称だったんですね。
IAMという記述の通り、この作品はアニメという感じではなかったですね。
画面一杯に物語の場面と登場人物が描かれていて、セリフのあるキャラの顔が小窓で出てきて口がパクパク…
wikiには、「動画を使用せず、原画のみで構成した作品」と記載されていました。
だから「アニメを見る」というスタンスで見ると肩すかしを食うことになります。
ですが、純粋に物語を楽しもうと思ったら、それなりに楽しめると思います。
それなりに…といっても5分枠の作品なので、内容の厚みも5分枠相当ですけれど…
物語の舞台は、白黒をつける必要が生じたらスポーツで決着をつけることになった世界…
ですが、登場する選手の能力は相当チート…というより、相当理解難易度の高い作品だと思います。
例えばサッカーの勝負に、炎や氷の魔法がバンバン飛び出してくるのですから…
それでも、一生懸命取り組む姿や勝ちたいと思う気持ち…
勝てない苦悩や乗り越えるための努力など、スポコンに必要な要素は全て揃っていると思います。
異能の力がなければ、もっと素直に面白いと思える作品だと思いました。
テーマ曲は、楠田亜衣奈さんの「ハッピーシンキング!」
作風に合ったノリの良い作品だと思います。
1クール12話の物語でした。
動画があった方が何倍も楽しめた作品だと思ってしまいました。
これも立派な挑戦だとは思いますし、その姿勢は評価すべきだとは思いますけれど…
でも、やっぱり私はアニメが好きなんだと改めて感じた次第です。