「涼宮ハルヒの消失(アニメ映画)」

総合得点
92.2
感想・評価
5212
棚に入れた
23081
ランキング
23
★★★★★ 4.2 (5212)
物語
4.4
作画
4.3
声優
4.2
音楽
4.0
キャラ
4.3

U-NEXTとは?(31日間無料トライアル)

ネタバレ

たばこ さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

長門を上手に掘り下げた良作映画

映画としての完成度は高く、素直に楽しめた。
今回の映画のテーマはずばり「長門の感情」である。機械的で、他を寄せ付けない感のある長門が、今作では実にかわいらしい女の子として描かれている。
改変前と改変後の世界における登場人物は大きく3つに大別される。
1: 前後で記憶を共有し、性格も同じ(キョン)
2: 前後で記憶を共有していないが、性格は同じ(キョン以外)
3: 前後で記憶を共有せず、かつ、性格も変化(長門)
である。その意味では、明らかに長門のみ異質である。それは、かつて、キョンのみを閉鎖空間にいざなったハルヒさながらである。どう考えても、長門はキョンのことが好きなわけである。だからこそ、「入部届け」なのである。長門が理性(キョンにヒントを残し、世界を戻すチャンスを残す長戸)と感情(キョンとたった二人で、文芸部員として時を過ごしたい長戸)の狭間で揺れ動くその過程が今回のテーマである。そういう意味では、今作は長門ファンにとっては垂涎ものというか、まさに「長門は俺の嫁」だったのであろう。
ハルヒは、アニメのみで、小説、漫画とも目を通してはいないが、今後この風呂敷をどうたたんでいくのかには興味がある。

投稿 : 2012/02/23
閲覧 : 521
サンキュー:

7

涼宮ハルヒの消失のレビュー・感想/評価は、ユーザーの主観的なご意見・ご感想です。 あくまでも一つの参考としてご活用ください。 詳しくはこちら
涼宮ハルヒの消失のレビュー・感想/評価に関する疑問点、ご質問などがございましたら こちらのフォーム よりお問い合わせください。

たばこが他の作品に書いているレビューも読んでみよう

ページの先頭へ