まにわに さんの感想・評価
3.3
物語 : 3.5
作画 : 3.0
声優 : 3.5
音楽 : 3.0
キャラ : 3.5
状態:観終わった
クエスト先
7話: {netabare}エロ路線で魔力を探ると思ってたから、心操術と首輪の力の対抗だったのが非常にわかりやすい。
そこに、何気にSOOポーションが効いている。{/netabare}
観終わって: {netabare}エロよりも、魔王崇拝の概念が急に出てきたほうが気になった。
あの騎士が独りで勝手に言ってるだけかとも思ったが、いずれにせよチンピラの話作りで、物語終盤でやることではない。
主人公が人捜しで街をうろついている間にラスボスが出現する。誰がこんなクエストをやりたいと思うのか(1話でそのようなことを言っていたが)。
…というのが、ファンタジー、ゲーム、クエストとしての感想。
アリシアが計画を遂行する話としてはよく作り込まれているように思う。チンピラに足元を掬われるのが裏切りのよい味になっている。ただ、レムとクルムが約束するシーンは発生条件が満たされていないように思う。
あのシーンは、エロを積み重ねてできた急造の母子関係を説得力にしていて、状況的にも生まれる前の胎児に話しかける感じで、その後も陣痛とともに魔王が生まれたかのような作りになっている。
だから、約束は守られるのだと思ったが、
最終話、意味ありげなタイトルの見せ方と、副題。
約束を守れなかったクルムを、殺されかけたレムが擁護するだけでは不十分として、奴隷契約で責任を移し替えて、タイトルの異世界魔王がクルムのことだとわかるオチ…だとしても、あのシーンがそのためだけの意味しかないのがちょっと残念。
生みの親と育ての親または愛人がいて、姑が憎まれ役で、母子の愛が勝って、姑が実家に帰る。
ファンタジーにもドラマは必要だが、エロ多めで話を下世話にして、状況設定を省いてまで昼ドラっぽくして、昼ドラっぽい感想止まり。
私としては、1話からクエスト云々に引っ掛かっていたし、魔王プレイの意味と効果に興味があったが、贋とわかっただけで終わる。{/netabare}