ようす さんの感想・評価
3.9
物語 : 3.5
作画 : 4.5
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 3.5
状態:観終わった
魔女の花とメアリ。運命的な出会いがもたらした、数日間の冒険。
スタジオジブリを退社した米林宏昌監督による、
スタジオポノックの第一作目。
雰囲気は非常にジブリに近いです。
というか、ジブリ作品と言われても全く違和感ないです。笑
スタッフの方の8割は
ジブリに関わったことがある人たちだそうですしね。
100分ほどの作品です。
● ストーリー
11歳のメアリ・スミスは
赤い館に住む大叔母のところへ引っ越してきた。
何もない館に退屈していたが、
野原で見つけた猫たちに導かれ、「夜間飛行」という名の花に出会う。
さらに導かれた先にはほうきがあり、
メアリはほうきに連れられて、
魔女の国にある魔法世界最大学府「エンドア大学」に
たどり着いた。
ストーリーは無駄がないように思いましたが、
一度見れば十分かな。
魔法の世界の不思議な展開には惹かれましたが、
見どころもまた、そこだけという感じ。
この作品だけの魔法の世界を見せながら、
淡々と展開が進んでいく印象でした。
山場の展開は
やっつけな印象もありましたしw
今回の“魔法”というテーマには、
ジブリの演出がよく合っていた気がします^^
正確にはジブリ作品じゃないんだけど、
ジブリを意識せずにはいられないところがたくさん。笑
作画や演出は楽しめた部分が多かったです♪
ほうきでびゅんびゅん飛ぶところも、
スピード感があってよかった♪
● キャラクター
自分の赤いくせ毛が大嫌い。
何かをしたいと思いながら、
何をしてもうまくいかない。
メアリは、そんな自分から
“変わりたい”と願っている女の子。
全体的にキャラに特別な魅力は感じられませんでしたが、
メアリのキャラは嫌いじゃなかった^^
くるくる動く表情も可愛かったし、
なんだかんだ調子が良いところも憎めない♪
くせっ毛ツインテにも動きがあって、
上手に活かされていました^^
でもキャラに関して特筆したいのは、メアリだけかな。
他のキャラに関しては、
必要ではあるけれど、特別魅力は感じられませんでした^^;
主要人物であるピーターも、
私の中では最後まで脇役感が抜けませんでしたw
● 音楽
【 主題歌「RAIN」/ SEKAI NO OWARI 】
この作品を観る前から好きな曲でした♪
だけど、エピローグからイントロへの流れには、
一体感があまり感じられず…。
いい雰囲気な曲であることは確かだけれど、
この作品とマッチしているとは言えないかな。
だからなのか、アニメの映像で作られているPVを見ても、
あまり作品の興奮は蘇ってこない…。
曲自体はとっても好きなんだけどなー。
● まとめ
メアリ役の杉咲花さん、
ピーター役の神木隆之介さん。
二人の演技に引っかかることもなかったし、
メアリの声はかわいかったと思います^^
ジブリの作風が好きならば、
一度見てみると良い作品だと思います♪