天地人 さんの感想・評価
3.0
物語 : 3.0
作画 : 3.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.0
状態:----
もっと私的アニメ感想簿17
西暦938年におきた南漢と呉朝との戦いを描いた、ベトナム製作の短編3DCGアニメです。
まあ、漢と呉といっても、三国志ではなく(汗)唐滅亡後の五代十国時代にの物語ですが。
中国を舞台とした歴史アニメは結構ありますが、五代十国時代ってのは珍しいですし、ベトナムというのも興味を引いたので、視聴しました。
日本語版ではないので、何を言ってるのか全然分かりません(涙)が、この戦いの結果、千年近いベトナムに対する中国の支配体制は終焉を迎えたという、ベトナム史上大きな事件を描いてます。
以下、戦いの経緯を書きます。
戦いの舞台となった白藤江ですが、両岸(特に左岸側)が森林となっているため、「森の河」と当時呼ばれていたそうです。
また、海抜が低く傾斜も少なかったため、潮の干満の影響を強く受ける場所となっており、呉朝の創設者である・呉権は森で長い木を伐らせ、その先を削って鉄で覆わせた杭を河口近くの要所に打ち込み、その両側で軍を待ち伏せさせたました。
呉権は小舟の一団をおとりに使って、満潮時に南漢軍をおびき寄せ、その後潮が引きはじめたのを合図に、伏兵と共に反撃に転じます。
南漢軍は、干潮によって水面から突き出た杭により、動きを封じられ、小舟で自由に動き回る呉朝軍の攻撃により指揮官である劉弘操以下半分の兵士が死亡するなど大敗をします。
正直、3DCGの動きはあまり上手くないですが、時代・場所・戦術的に興味深く観れた作品でした。
ただひとつ残念な事は・・・ネタが入ってない感想になってしまったことですが(おいおい)