ぺー さんの感想・評価
4.5
物語 : 4.5
作画 : 4.5
声優 : 4.5
音楽 : 4.5
キャラ : 4.5
状態:観終わった
両儀式さんに惚れ倒した幸福なひと時よさようなら
第一章 『俯瞰風景』 (1998年9月)
第二章 『殺人考察(前)』(1995年9月)
第三章 『痛覚残留』(1998年7月)
第四章 『伽藍の洞』(1998年6月)
第五章 『矛盾螺旋』(1998年11月)
第六章 『忘却録音』(1999年1月)
第七章 『殺人考察(後)』(1999年2月)
終章 『空の境界』 (1999年3月)
『未来福音』 (1998年8月~)
外伝的作品という位置づけ。終章から3年くらい経ってからの80分ほどの上映作品です。
第一章から終章まで四年を費やして一区切りつけてから上映までにだいぶ経ってます。
ファンにとっては待望の新作でした。そのためかなんなのかファンサービスそれなりに豊富です。これまで旧作を観てきた人は身悶えするでしょう。
また時系列的には特殊で1998年8月から始まり、12年後の2010年8月までが物語の舞台となってます。また男性人格“織”がまだ存在していた1996年1月の描写も挿入されてます。一作品の中で複数年代が出てきますが時間軸の観点から見れば理解するのはそれほど難しくなくこれまでの各章を鑑賞済みであればすっと入っていけると思います。
98年パートでは異なる未来視を持つ2人を軸に話は進み、
10年パートではそのうちの1人の後日談を絡めながら大人になった式さんを少ない時間ですが覗き見することができます。なかなか艶っぽくて式さんも良い歳の取られかたをされたのがわかります。
{netabare}式の娘の登場には驚かされましたね。母より社交的で礼儀正しいです。何かを見透かしているかのような立ち居振る舞いは母譲りでしょうか。{/netabare}
EDはkalafinaのアレルヤ。タイトルよろしくED直前は「賛美する」という言葉がぴったりの良いシーンです。
シリーズ全体の総括になります。
難解だと言われて敬遠されがちな作品ですが、かくいう私もおそらく上っ面しか理解してないです。それでも楽しめたのは世界観や作画、音楽など雰囲気にあてられたことが大きかったですね。
全部劇場版でやることでグロシーンもしっかり意味のあるかたちで描けてたのもポイント高かった。
もちろん深く考察するも良しだとは思います。
BDBOXが高額なこと以外は文句は特にありません。