kurosuke40 さんの感想・評価
4.0
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
社会的な悪や正義と個
生物学的な人の定義を失った犬屋敷と獅子神が、人としての尊厳を求めた先は、過去の人だったときに感じた感覚。
犬屋敷が生きがいのために人助けを行い、獅子神も生きがいのために人を殺める。
犬屋敷が安堂にヒーローと称された際、私は自分のためにやっているだけだと答えたように
彼は正義のために行っているのではなく、自身のためにやっているだけで、それが社会的な正義に沿っていただけだ。
同じように、決して社会的に許されることではないが、獅子神も自身のために行っていただけであり、それが社会的な悪に沿っていただけ。
だから、「俺が悪役で、じじいがヒーローか」なんでしょうね。
人生の意味を問うことは詮無き事と思っていますが、
問うたときに答えをはっきりと認識できた犬屋敷はなんて幸せなんだろう。
獅子神の運の悪さは、彼の赤の他人への意識と能力差が一致してしまったことでしょうね。
今まで家の外に追い出した虫のこと、あなたは覚えていますか?
(虫好きの人はごめんね)
蛇足
大統領「糞野郎ども、好きにしろよ。今なら何をやっても罪にならない」は滅茶苦茶笑った。