ノリノリメガネ さんの感想・評価
1.6
物語 : 1.0
作画 : 2.0
声優 : 2.5
音楽 : 1.0
キャラ : 1.5
状態:観終わった
鬼五郎冒険記
シリーズ18作目。
{netabare}
OPのCGアニメが技術力の低さからか、かなり狂気じみて見えた。
ぬいぐるみに命を吹き込むという、これまた狂気じみた道具で、とある惑星にオモチャの街を作るところから物語は始まる。
さらにタマゴコピーミラーという道具でクローンまでもいとも簡単に作り出せるってのは22世紀の命の倫理観は一体どうなっているのか、ほくろのことを考えれば本当に罪深い道具だと思う。
なぜか、いつものメンバーと同じくらい犯罪者である熊虎鬼五郎のターンが続くのもなんだかなぁ。これはもう熊虎鬼五郎のための映画といってもいいくらい登場してくる。
スケールだけ無駄にでかいのだけど、脚本にまとまりがなくて、「ねじ巻きシティ」というタイトルなのに、ねじ巻きシティは作中の本筋にはほとんど絡んでこないのももったいない。
先住していた金属生命体みたいなやつも丸投げして飛んでいっちゃうし。
ラストは犯罪者とのシンプルなバトル。おなじみの防衛戦。
この内容ならば、タイトルは「ドラえもん のび太と鬼五郎冒険記」にでもするべきだったろう。
おまけに音楽もマジで絶望的にセンスがない。その他の演出も全体的にしょぼい。
ほくろの苦悩だけは良かった。
でもこれまで観たドラえもんシリーズの中では最低の出来かなぁ。
{/netabare}