knightgiri さんの感想・評価
4.4
物語 : 4.0
作画 : 5.0
声優 : 4.5
音楽 : 3.5
キャラ : 5.0
状態:観終わった
「やっぱり名作SFですね」
SFアニメファンなら押さえないといけない作品です。ストーリは割愛します。
まず、この作品を見るなら頑張って
①トップをねらえ(1988)、
②新世紀エヴァンゲリオン(1995)、
③トップをねらえ2(2004)
を事前に視聴してから見て欲しいです。そうすると制作会社である「ガイナックス」に脈々と流れるテーマを感じられて全ての作品が続編に感じると思います。
私自身は恥ずかしながら、いままで本作を見ていませんでした。というのもポスター画にでてくるロボキャラが、好みでない「マジンガーZ等の単体ロボ作品」を連想させる上に、イケテなさそうな主人公の少年、そして露出度満点のアホそうなヒロイン(結局一番好きなキャラになるのですが・・・)に興味をそがれてしまってました。ですが良い意味でイメージと全く異なる作品でした。見てよかったです。
ただし、本編が27話(実質26話)まであるので本筋が見えてくるまでは時間がかかります。私は6話位からやっとエンジンがかかり始めました。面白いプロットだなぁと思ったのは
・途中でメインヒロインがあっさり交代(あまり経験ない)、
・結構主役なキャラが割と早い段階で死ぬ
・物語全体の時間軸がかなり長いという点です。
特に「物語の時間軸」については主人公が「ガキ→少年→青年→老人」と成長していくんです。これは見ていて面白かったな。またSF作品としての世界観、敵だと思っていた相手が実は味方だった(世界観が一気に拡大)等などのプロットは「トップをねらえ2」の影響を受けているのかな?作品の終盤にはゴリゴリと作者のメッセージ性がでてきますが、「エヴァンゲリオン」ほどは重たくない。そんな作品です。
最後になりますがこの作品を見終わった後で、同じような作品をまた見たいと思った人は是非、「ダーリン・イン・ザ・フランキス」を見てください。