2010sw さんの感想・評価
3.0
物語 : 3.0
作画 : 3.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
子育ては本質じゃないぜ
いろんなレビューに
子育ての話とか
つまらないとか多かった。
でも観に行ったら・・
子育ての話は本質じゃなかった。
僕等の命は、奇跡的な偶然で生まれてきたこと
それは特攻での生き残りであったり
優しさと一生懸命さの出会いであったり
そして伝わっているコトがあること。
曽祖父の乗り物好きは、くんちゃんの列車好きとか
ばあちゃんの頑固な性格は、そして未来にまで。
そんなふうに世界が成り立ってる・・
と自分は観た。
途中、眠い場面があった。でもそれは、
つまらない眠さでなくて
幸せな眠さだった。
こんな演出があるのかと思った。
自分はかつてカヌーをやっていて
湖の真ん中に漕ぎ出したとき
そこで空を見上げての昼寝がとんでもなく
ゼイタクと感じたことが有る。
何もしないゼイタク。
そんな幸せな眠さ。
芸能人俳句査定の夏井センセイが
俳句は、何処まで想像力を飛ばせるかだという。
妄想か現実か?読み手はついていけるか?
判りやすさに振ってはいるけど、そのさじ加減も
面白かった。
祖先の命、未来の命、そして犬の命まで
なんというか、命は、こういうふうに
表現してほしいなと自分は想う。
犬が人間の姿をしていたのは、
監督が命として大事に描いているからと思う。
犬は子供達と遊び、成長し
そして命に終わりがあることを教える。
家族という木の大事な枝だから。
絵は緻密な手書き風。オープニングの街のズームとか
うわーwwやってるやってるwwwって感じで・・
その他随所にあー一時停止ボタン押してーと思いました。
ありがとうございましたって感じでした。