RFC さんの感想・評価
4.1
物語 : 3.0
作画 : 5.0
声優 : 4.5
音楽 : 4.5
キャラ : 3.5
状態:観終わった
バトルは圧巻
ゲームをやってたのが15年ほど前になるので、細かい話は
記憶から抜け落ちてたりしますが、どんなものだったかと視聴開始。
かつてスタジオディーン版のアニメを見ながら
HFは絶対映像化は不可能だろうな~と思っていた記憶があります。
理由は二つ。
①淫蟲が放送不可能な形状をしていたため
②陰鬱できつい話のため、エンターテインとしては不向きだろう
と思ったからです。
私自身もHFは1回プレイしたきりで二度としたいという気になりませんでした。
なお①に関しては普通に芋虫っぽいのに差し替えることで問題をクリアしてました。
ま、そうですよね。
【作品概要】
ゲームFate stay nightでは大きく分けて3ルートあり、
①セイバールート
②凛ルート(衛宮ルート?)
③桜ルート
でした。
セイバールートはスタジオディーン版のFateで、
凛ルートのうちtrue endはUBWでアニメ化されています。
そしていよいよ桜ルートがアニメ化。
【作品に対する感想】
はっきりいってFateを全く知らずにこれから観ると置いてけぼりになります。
世界観、設定等はディーン版やUBWを先に観て勉強しておいてください。
まだまだ序盤ですが、後半物語が一気に動きます。
「ええええ?ここで終わって2章まで生殺しですか!?」
って感じですね。
続きが早く観たいです。
しかし公開が2019年って…。
1)物語
聖杯戦争を基軸に物語が進むのは従来の作品と同じです。
ただしヒロインが桜になっています。
従来の作品で桜は日常の象徴で、聖杯戦争とかかわりは無かったのですが、
それがどのように変化するのか…。
物語は従来の作品群と結構変化の幅が大きく、
英霊たちがあっさりバタバタ退場していくのは何とも異様です。
原作を知らない人からすると「え?」と言う感じじゃないでしょうか?
{netabare}
3部作の最初ですでにキャスター・アサシン・ランサー・セイバーが退場。
残りがライダー・アーチャー・バーサーカー・ぎるぎる・真アサシン。
最重要ヒロインの一角セイバーが退場してこの先どうなるの?って。
なお私はFateのキャラでセイバーが最も好きなため、
HFプレイ中この時点でやる気がなくなりました(笑
これまでの作品では最後の方まで生き残ってたキャスターとランサーが退場し、
序盤で散ることが多かったライダーが生き残ってます。
{/netabare}
2)作画
劇場版だけに作画はずば抜けてます。タイトル通りバトルは圧巻です。
原作とちょっと改変しているところもありますが、全然おっけーです。
劇場版のせいかグロい描写も遠慮なしですので、苦手な方は要注意です。
後当たり前ですがえちぃシーンは1/10くらいに軽めになっているので、
お茶の間は安心です。
しかしゲームの頃からするとずいぶん絵柄が変わりましたねー。
シュッとして大人っぽくなっています。
3)声優
もう安心の面々ですね。
4)音楽
重めの作品に合った音楽です。
後で知ったのですが、梶浦さんですか・・。
どこでも登場ですね。
5)キャラ
これまでのFateの中の桜と比べると、士郎へのアプローチが強いように感じます。
ま、ヒロインですからね。
Zeroで登場した間桐臓硯ですが、相変わらず不気味ですね。
サーヴァントに比べると戦闘力は微妙ですが、
知略で士郎たちを翻弄します。
6)好きなシーン
{netabare}
①マーボー神父
原作でも浮きまくっていた謎のシーン。
言峰のことをマーボー神父と呼ぶ人も多いのですが、
原作やってない人にもようやくその理由が明らかになりました。
尺の少ない劇場版で異様に時間を割いていたのにも、
原作ファンを意識したサービスと解釈しました。
今ふと思ったのですが、同じ世界観で書かれた月姫。
これに登場する教会の埋葬機関と言う物騒な組織に所属するシエル。
彼女はカレー狂。
教会関係者は辛いものに目がないという流れにしたかったのかなと思いました。
②真アサシンVSランサー
高速道路でのバトルは圧巻でした。
ただ、真アサシンってあんなに強かったっけ?という違和感はありました。
{/netabare}