ようす さんの感想・評価
3.9
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 3.5
状態:観終わった
出会ったのは、大事な仲間とお客様。此花亭へ、ようこそ♪
あにこれでレビューを読んで気になった作品です♪
実際に観てみると、
自分の好きな雰囲気の作品でした^^
優しい雰囲気のアニメが好きな方には
おすすめできる作品だと思いました♪
全12話です。
● ストーリー
あの世と、この世の間にある宿場町。
そこにある旅館・此花亭(このはなてい)が舞台。
山奥から此花亭に奉公に出てきた狐の娘・柚(ゆず)。
彼女は此花亭の仲居として、
働く人やお客様など、いろいろな人たちと出会う。
人と触れ合う中で、優しさや想いに包まれ、
幸せな気持ちになりながら、彼女の日々は過ぎていく。
主人公の柚を含め、
メインとなるのは此花亭の仲居たち。
そして旅館にやってくるお客様や神様との
1話完結での触れ合いがメインです。
初めは「いい話を作りたいんだろうな。」と
感じるぐらいで、正直心に響かなかったのですが、
話数を重ねるにつれて、
ぐっとくるエピソードも増えました。
一番最初にぐっときたのは、4話。
成長していく娘に合わせて着物を仕立てる話かな。
キャラの設定等はよくわからなかったけど、
成長して巣立つ系の話には弱いもので…(´;ω;`)
その他のお気に入りは、
5話後半:雨の反物と、
8話:カイトとおじさんの話♪
OPで「かわいいショタがいる!」と
カイトの登場には始めから期待していました(*´Д`)笑
でもキャラ以上にオチがきれいで、
いい話だったな♪
最終話の大晦日の出来事も
ほっこりでした^^
椿(つばき)役の
緒方恵美さんの声がよかった♪
● キャラクター
柚はドジで天然だけど、
人の心に寄り添う優しさを持った仲居さんです。
ちょっと(かなり?笑)作り手のあざとさも感じられますが、
主人公として頑張っていました。
柚本人は、とてもいい子です!
仲居の中でお気に入りなのは、
棗(なつめ)こと、なっちゃんです♪
女の子なのですが、
行動も見た目も、どう見ても男の子ですww
だけど女の子なのですよね…
お風呂もみんなと一緒に入ってますしね…。
着物も男物を着ているし、
体格も男の子っぽいし。
明らかに男の子寄りに作られたキャラなのでしょうけれど、
「女の子です!」と言われたらそう認めざるを得ない。
しかし、蓮(れん)ちゃんとのいちゃつきっぷりといい、
見ていて(*´Д`)ハァハァするのは避けられませんことよ!
正直、私がこのアニメで一番楽しんだのは、
なっちゃんのかっこよさだと思いますw
かっこよかったよ、なっちゃん!
● 音楽
【 OP「ココロニツボミ」/ eufonius 】
いい曲ですなあ。
これはスタッフがどんな雰囲気の作品を目指しているのか、
よく伝わってくる選曲。
そしてアニメーション後半の柚の笑顔が、
すべてを物語っています。
仕事中、気分が乗ってやりがいを感じている時に
口ずさんでいました♪
【 ED1「春ウララ、君ト咲キ誇ル」/ 此花亭仲居の会 】
EDはおよそ3話ごとに変わりました。
全部で5曲あります。
季節ごとに変えた、という感じかな。
すべて作中のキャラが歌っています。
その中での一番のお気に入りがこの曲です♪
OPが優しい雰囲気なのに対して、
こちらは楽しい曲ですね^^
作中の音楽担当は菊池創さん。
優しい雰囲気のBGMがとってもよかったです^^
● まとめ
心温まるエピソードが中心で構成されている作品でした。
心のぬくもりに触れたい人におすすめかな。
泣けるほど感動した話はなかったけれど、
ぬくもりに心がきゅっとなるエピソードはたくさんあったように思います。
自分のためではなく、
人の幸せを心から願う。
そんな美しくて優しい心を大事にしたいです。