岬ヶ丘 さんの感想・評価
4.0
物語 : 4.5
作画 : 4.0
声優 : 3.0
音楽 : 4.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
毎年夏になると見たくなる
毎年夏になると見たくなる、というか毎年夏になるとテレビで放送されている感じがある本作。もしかして私がタイムリープしてる?いや多分幻想。原作・筒井康隆さんというとアニメでは「パプリカ」も有名ですが、こんな青春ものも書いてたんだ。原作はどちらも未読なのですがいいかげん読んでみようかな。
タイムリープそのものも面白いお話なので好きですが、本作は青春感に重きを置いている感じ。前半はコミカルに、後半はシリアスにと構成も素晴らしい。男女の恋愛関係になる前の本当に微妙な瞬間を切り取って描く、青春のにおい。SFと青春のこの組み合わせやバランス感覚は素晴らしいなと思う。何度見ても夏空にもくもくと湧きあがる入道雲が、ああ夏だなあと思わせる。
真琴の最後にもう一度タイムリープができるようになった部分は、個人的に一回では理解できないくて、整理してこういうことかと分かった(笑)。
作画も綺麗で今見ても全く抵抗がないし、普段アニメを見ない人も親しみやすい題材や演出・構成になっていると思う。真琴の明るく元気な性格も見ていてすがすがしく、好感がもてる。改めて名作だと思います。
視聴日 18/7/27