kuroko85 さんの感想・評価
4.9
物語 : 5.0
作画 : 5.0
声優 : 5.0
音楽 : 4.5
キャラ : 5.0
状態:観終わった
軽く見れ(死ね)ますね!(笑)
全13話のコンパクトな作品ですが、
秀作ですね。
原作があるものだと、調べてみれば
完全オリジナルですか、実に素晴らしい!
まずこの作品の素晴らしさは
リアリィティと、
主人公4人の背景に南極(プロットの本質)を
上手に繋げた点かな。
要は高校生(1人いってない子もいるが)の
ヒューマンドラマを、実にさりげなく
(すいません、少し無理がありました。
出来るだけ無理なく)南極舞台に出来た事ですね。
主人公の核は南極に身も心も囚われた
報瀬(シラセ)かと思いますが、
一見ヘタレなキマリを
最初に持ってきて、南極に向かわせる
方向性(まあ、それは報瀬以外の3人全てに言えるが)は、
ガンダムに乗せられてしまうアムロ(古い?)を
彷彿とさせた。
{netabare}
ただ、結月に【友達制約書】を差し出され
泣く事によって解答してしまう
キマリは主人公の面目躍如!
{/netabare}
1話1話に散りばめられたリアリティは流石で
飛行機中継地のシンガポールや
船酔いの描写、南極着岸地点の説明、
単なる日焼けでさえ、彼女達4人のドラマの
中にしっかり取り込まれている。
脇を固めるメンバーもキャラクターが立っていて
作品の品格を底上げしている。
(吟とかなえは言うまでもなく、
敏夫と大、のぶえと夢でさえ)