天地人 さんの感想・評価
3.0
物語 : 3.0
作画 : 3.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
もっと私的アニメ感想簿12
君を愛したと~き~忘れてた翼が~♪も~お一度夢の空飛ぶことを教えた(チャンチャン)
いや、それに出てくるのはグラック(汗)この作品はクラック!でしたね。
ブリキ男さんが書いたフレデリック・バック作品の感想を読んで、気になったので観ましたが・・・面白かったです。
ハラハラドキドキするような作品ではありませんし、ギャグアニメでもないですが、手書きで書かれた19世紀の西洋画みたいな絵と音楽に最後まで見てしまいました。
真面目な感想はブリキ男さんの感想を読んでいただくとして(おいっ)
一人の男が山から切り出した木から作り出した椅子と共に、移り行く時代を描く内容は、懐かしさを感じさせるケベックの文化を映し出し、背後に描かれる蒸気機関車から自動車が時代の変化を見るものに感じさせられますね。
そして捨てられる椅子の背後に建てられるビルや工場、それは自然破壊への皮肉を表しているのでしょうか。
このまま終わるのかと思っていると、一人の男によって拾われ、美術館で生まれ変わって椅子は使われます。
そして、夜になると飾られた絵画と一緒に動き出す椅子、かつて椅子が体験した踊りや音楽があふれ出します。
ああっ、楽しいと思った瞬間・・・ラストは書きませんが、最後まで飽きさせない作品でした。
1981年アカデミー賞短編アニメーション賞受賞です。