退会済のユーザー さんの感想・評価
3.0
物語 : 2.5
作画 : 3.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.5
状態:観終わった
邪神ちゃ~~んっ・・・スーパー、ウルトラ、ローリング、デンジャラス、暗黒ジャコビニ、ダイナマイト、ビッグバン、サンダー、バースト、スペシャルドロップキーーック・・・ですの
{netabare}ゴスロリファッションの女子大生「花園ゆりね」は黒魔術で魔界から「邪心ちゃん」を召喚した。しかし呼び出されたものの、魔界に戻るには召喚者を殺すしか方法が無い。ゆりねを抹殺しようとする邪神ちゃんだが、いつも返り討ちにあってモザイクがかかるほどの虐殺な目にあう。止む無く同居生活するうちに魔界から「メデューサ」、「ミノス」もやって来て、ジェボーダンの獣「ベート」をペット犬として拾い、天使の輪を無くしたホームレス天使「ぺこら」と知り合い、ヴァホメットが幕間に相槌うって、騒々しくも賑やかな毎日が続くのであった・・・・{/netabare}
と、いう前説や劇中解説も無く、ゆりねのアパート部屋で「すきやきパーティー」から始まるという初めての視聴者に優しくない「イキナリ」展開。
でも見慣れていくうちにだんだん判ってくるキャラ個性。
・口数は少な目、闇ファッションだけど常識人。邪神ちゃんのオイタには情け容赦しない「花園ゆりね」。(中の人の大森さん。同時期の「七星のスバル」旭姫よりコッチの方が個人的に好き)
・インド神話の蛇神「ナーガ」のような半人半蛇の女の子の「邪心ちゃん」。「蛇神で邪神」という駄洒落ネーミング。上半身はマッパだけど先っちょはウェーブヘアーで綺麗に隠れて違和感無し。性格は『ゲス』で強気にへつらい、弱気をくじき、自制心が無いから散財しまくり。金策はメデューサ―に借りパクまくり。何かと騒動の火種で、その度にゆりねから「粛清」されまくり。(しかしウルヴァリン並みの再生回復力で元通り) でも料理はそこそこ出来るので、ゆりねの料理番。
・気弱で臆病な「メデューサ」。邪神ちゃんを親友として慕っているものの、邪神ちゃんにとってはATM(返す気の無い現金引き出し機)扱い。街中ではいつも紙袋を被っている訳は「対人恐怖対策」と「裸眼で人間を見ると相手を石化してしまう」予防の為。
・メデューサと同じくどうやって魔界から来たのか分からない「ミノス」。
牛頭人のミノタウロス族だけど、ソコは可愛らしく牛角と尻尾を付けた女の子に。すき焼きを迷いなく食べたり牛乳配達をしたりと“牛”に対して同族意識があまりないのが可笑しい。
・天使の輪を無くしてホームレス生活の「ぺこら」。神に仕える敬虔な信徒と聞こえはいいが、“俗物だらけの現代日本”において融通の利かない清廉さはみっともないだけ。 あさりよしとお先生の漫画「るくるく」に同じ境遇のキャラ(ルミエル)が居たのを思い出しました。
彼女たちを中心に様々なゲストキャラ、雪女のような氷族悪魔・「遊佐姉妹」、ぺこらと違い天使の輪を無くしても地上で働くほど活力のある「ぽぽろん」、警察官に全く向いてないマイペース婦警「橘 芽依」、前フリ出しながら本編に全く絡みが無かった「ペルセポネ2世」などを交え、騒がしい日常の毎日。
邪神ちゃんの一人相撲と自爆がメインでしたが、結果がわかっている分気楽に見れて楽しめました。