四畳半愛好家 さんの感想・評価
3.5
物語 : 3.5
作画 : 3.5
声優 : 3.5
音楽 : 3.5
キャラ : 3.5
状態:観終わった
主人公小野田君の驕らない格好良さ
ロードレースのインターハイでの戦いを描く人気自転車競技アニメ第4期!
チームを引っ張ってくれた魅力的な先輩たちが引退し、新たな世代のチームとして始動を始めたチーム総北の、インターハイ出場までをメインに描いた第3期『NEW GENERATION』の続きとして、本作『GLORY LINE』は丸々インターハイでの戦いが描かれています。
正直、ここまでくると、同じパターンが多いし、回想無駄に長いし、ライバル校を含め、新キャラ達が引退した先輩方ほど魅力的に感じないし…で文句も多く出てくるところではありますが、それでも一定のクオリティーを保っているのは流石かなと思います。
ギリギリの戦いはいつも気合勝負の一辺倒で、飽きが来るのが辛いですね…。
ただ、それでも観てしまうのはやはり主人公、小野田坂道が非常に応援しがいのあるキャラクターだからではないでしょうか?
彼はロードレースの経験が少ないにも関わらず、1年生にしてチャンピオンとなった化物レーサーです。
にも拘らず、一切驕らず、飾っていない小野田君…。(根が卑屈なのかも知れませんが…)
2年生になって、意外と先輩らしくなった坂道がかなり良い感じだった作品でした。
なんだかんだで一番応援しちゃうキャラ!
新キャラも決して嫌いではありません。葦木場もなんだかんだ格好いいし…
ただね…結局元3年の面々がちらっと出てくるだけで嬉しいところありましたね…。個人的には山岳の活躍が少なかったのが残念。
相変わらず御堂筋だけ妖怪アニメ感が出てて面白かったです。
(あの発言シーンは引きましたが、彼がプレー中にやってる行為自体は正しいと思う派です。エースである彼を一位にするのが京伏のメンバーの役割だと思います。完走も良いですが、少しでもエース御堂筋の役に立てるなら、切り捨てられるのも本望なのでは…?それだって一種のチームプレーだと思うんです…。態度が最悪ですけども…)
音楽は後半のOP、佐伯ユウスケの「ダンシング」がかなり作品とマッチしていて熱かったです。
総評としては、退屈な面もありつつも、なんだかんだ観れる作品だとは思いました。テンポの悪さから離れた方が多いのも納得ですが、クオリティーは別段下がってはいないと思います。単調ですけどね…。
3期まで観て楽しい!と思えたのなら、観れば良いんじゃないかな!!