kurosuke40 さんの感想・評価
4.2
物語 : 4.5
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
タイトルなし
2話まで見て
地球外生命体というと侵略してくる野蛮な奴らという印象がどこかあったが、
彼らは文明として我々よりも進んでいるということは、
技術だけでなく、精神的にも成熟しているということ。
我々が中世以前にはなかった自由や基本的人権などを現在獲得しているように、
はるか文明の進んだ彼らは、力ではなく、愛での進化を人類に望むという。
彼らの説く愛はいかようなものか、期待。
なんか安心するキャラデザだ。なんか。
12話まで見て
あらすじは、シリウス人がサイキックに目覚め、その武力をもってリエルに侵攻。その行為に激怒したドラゴンがシリウス人を攻撃・殲滅させる。
ドラゴンはネビュラから独善的な行為を咎められ、事実上の死刑を執行される。
一方で、シリウスと同程度の文明レベルである地球でもサイキックの能力の萌芽が見られ、シリウスの事例を背景に、
ネビュラの中でもあくまでサイキックの能力だけを取り上げる「穏健派」と、地球人の我欲さえも取り上げておこうとする「封印派」が対立する。
結局、どれが正しいなんてどこにもないんだという話。
閣下が先生に大人になれと諭したとき、先生は私は大人だと返したのが印象的で、
ドラゴンだって独善的な行為は咎められるものの、シリウス人に非があるのは明らかで、リエルから見ると英雄である。
先生の説く愛とは相手を信じることだろう。
保守的な閣下に対して、一歩踏み出す先生の眩しさよ。
幸せな夢の中に閉じ込められて戻ってこれる気がしないな。
蛇足
摘みのうまさはすごいな。
先生、メイドと見た際に、私たちはどこまでのリアリティをもってこの作品を見ればいいのかわからない。
でも、部屋の外は普通の人間社会。
どこまでがこの世界の普通なのか、それが判断できない。そのもどかしさ。