あぱぱ さんの感想・評価
4.2
物語 : 4.5
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
日常職場の癒し
1-3期&3期最終話&WWW版 視聴済み
WORK=労働として視聴されようとしている方は見ないことを
オススメします。
模範的な労働をテーマにしたドキュメント物語ではありません。
この作品を見て、現実社会と比べてイライラされるのであれば
何も考えずゆっくり休むのがよろしいかと思います。
この物語のWORKは「社会勉強」というイメージで私は認識しています。
不出来な人々が日常のコミュニケーションを面白く描写した作品です。
どういった点が面白い見所かといえば
・多数登場する人物の性格が偏っているが、お互いが認め合っている
・喧嘩や男女トラブルがあっても憎しみ合うことがないコミュニケーション
・元が変な人格だったのが何かしら成長している
登場人物が多いので、中には受け付けられない人物がいるかもしれません。
{netabare}私は山田(仮)兄弟は全編通して自意識過剰で
周りに迷惑をかける性格が好きになれません。{/netabare}
1期は登場人物の相対図を説明しつつ、対人関係の進展がメインです。
1期で見られる人物たちのやりとりが面白いと感じられるのであれば
残りの話も楽しめると思います。
あにこれでの総合ランキングは高いですが、たぶん視聴者それぞれの
視点はかなり違うのだと思える作品です。
(余談)
レビュー冒頭でオススメしない方について書きましたが
私は対人の仕事をしていますので、飲食業(サービス業)は
こんなものだと思います。
人と接する機会が多い仕事こそ、自分を見失って淡々と変化してしまう
自分に落胆して不安を感じる事が多いかなと感じています。
自分を奮い立たせる刺激が何かしらないと続けるのが難しい仕事です。
おちゃらけな人や真面目な人などが、コミュニケーションをとりながら
一緒に働いてるからこそ、働く実感があるのではないでしょうか。
個人の意見として完璧主義を求める仕事ほど面白みもなく
人は仕事を通して人生で成長できるか疑問さえ持ちます。
完璧を目指してお客様に文句を言われず安定して収益を得ようとする
方法は、大人から叱られないように身を守る子供のようにも感じます。
集団を完璧にしたいのであれば、それの礎となる意欲と努力の源について
話し合うことが重要とも思えます。
お金だけで得られることが出来ないのが社会勉強です。