タック二階堂 さんの感想・評価
2.7
物語 : 2.5
作画 : 2.0
声優 : 3.5
音楽 : 3.0
キャラ : 2.5
状態:観終わった
もうちょっとなんとかならなかったのか…
詳細は勉強したはずです。
いわゆる文永の役、弘安の役という二度の蒙古襲来
「元寇」に身を投じた朽井迅三郎と、対馬に流された
男たちの合戦記という感じの作品のようです。
ここでの評価が高いので、Amazonプライムビデオで
追っかけてみました。
これは面白そうです。
ノーマークでした。
1、2話の印象では、尺に合わせ適度なエピソードを
過不足なく盛り込み、上手に見せ場を作っている
なあと感じました。
次への引きも上手く、先の展開が気になるように
演出しています。
前期「ゴールデンカムイ」と雰囲気は似ているかな。
もう少し史実寄りといったところ。
今クールがかなり不作なので、これはけっこう
上位に位置づけられる作品になりそうです。
継続視聴します。
=========第5話視聴後、追記です。
なんというか、局地的な小競り合いが続いて、
大局のストーリーがなかなか進まないなあという印象。
そして、雰囲気「ゴールデンカムイ」似かなと思って
いましたが、それよりもずいぶんとマジメで堅い
造りですねこりゃ。
あ、もちろん悪くないんですけどね。
骨太の歴史アニメって感じで。
=========第7話視聴後、追記です。
チャンチャンバラバラのアクションシーンだけが
ストーリー展開だとは思いませんが、なんというか
蒙古から逃げ延びていく話が延々と続いている感じ。
今回は防人の末裔たちの根城である金田城に、民
もろとも匿ってもらうという話です。
まあ刀伊の入寇は1019年(遠い国から刀伊入寇って
覚えていますよね?)。それから250年ほど経った
元寇の時代に来るものかという感じもしますし、
金田城が築城されたのは中大兄皇子の時代。
まあ、その頃の防人の後裔が金田城を守り継いで
きたというのは、突飛な発想ではあるけれども…
歴史小説や漫画は「if」の物語なので、こうした
ストーリーは作者の想像力によるもの。
このあたりを楽しめる人なら、この作品をより
深く楽しむことができるかと思います。
=========第10話視聴後、追記です。
これ1クールなんですよねえ…
延々と小競り合い、合戦の準備の話が続いてます。
ダイジェストみたいにすっ飛ばすアニメも微妙ですが、
こうも話が進まない作品もまた微妙です…
あと2話。
まあ蒙古の大群との大合戦でフィナーレでしょうね。
=========第11話視聴後、追記です。
やー、ひどい…
ホント序盤から予想外の大失速ですね。
作画もストーリーも…
何の目的かわかりませんが、クライマックス前に
流刑のメンツを次々と殺し…
乱戦の作画も留め絵の多用で小手先でごまかして
いる感じがありあり…
ここまで観ちゃったから最後まで観るけど、
これはもう高い評価はできません。
どこの製作? NAZ? こんな風に竜頭蛇尾に
なるなら元請けとかやめたほうがいいです。
=========最終話視聴後、感想です。
まさに失速という言葉が相応しい作品でした。
おそらく、このテーマを扱えるだけのリソースが
スタッフになかったのではないかと。
脚本も演出も制作も…
まあ本作のテーマ「一所懸命」が、文字通り
そこだけワンポイントの戦いを描く一所懸命に
なっていると言えば、言えなくもありませんが…
あんまり惜しいとも思わないけど、なんというか
もったいない作品として残ってしまうことに
なりましたね。残念。