ストライク さんの感想・評価
3.5
物語 : 2.5
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 3.5
キャラ : 3.5
状態:観終わった
スポコンものは、感情移入が命です!
ネタバレ感想
『あしたのジョー』連載開始から50周年を迎えたことを記念して作られたオリジナルだそうで。
原作漫画は未読ですが、子供の頃再放送されてたアニメは観ています。
ジョー以外の主要登場人物たちは、昔とよく似てる印象でした。
作画はワザとだろうけど、昭和風にして綺麗だと思った。。
ボクシングのアクションシーンはちゃんと迫力あって良かったと思う。
声優さんも、ジョー役の細谷佳正の声がカッコ良く、役に合ってて良いですね。
話的に、1クール全13話で話を完結させてるので展開も早いから、勇利との宿敵となる因縁付けがちょっと弱く感じたかな。
近未来のボクシングとして、強化外骨格ギアというサポートする機械を身に着ける設定は面白かったですが・・・
でも、攻撃力がupされても、受ける顔面は生身だから、まともに喰らったら1撃でノックアウトになり、あっけない試合ばかりなりそうなんだけどな^^;
そんな中、ジョーがギアなしで勝ち進んでいくのは、ちょっち無理があるようにも思えた。
それに、重要なことを言わせてもらえば「スポコンもの」としてはどうなの?っと思ってしまいます。
全13話で勇利以外、ライバルらしいキャラがいないのはしゃーなしとしても、ジョーが成長して強くなっていく過程も気薄です。
名勝負となるベストバウトも、これといってなかった気がします。
最後のジョーと勇利とのギアなしガチ試合でも、自分はイマイチ盛り上がれませんでした。
原作では、力石がジョーの階級まで落とす苦しい減量をするんだけど、この作品では勇利が自分の肉体と融合しているギアを手術で除去することで、肉体の苦痛と精神のストレスでそれを合わせてるとことか、上手いような・・・苦しいような・・・ちょっと笑っちゃった。
ガチ試合だった割りには、なにもアツくなれなかったなぁ。。。
最後は原作通り、真っ白に燃え尽きるのかと思いきや、激闘の末 普通に勝っちゃうジョー。
勇利もちゃんと生きてます。
原作のジョーって、大事な試合で結構負けることが多いんだけどね。
ちょっとあっさりした最後に、拍子抜けした感が拭えませんでした。
スポコンものって、胸がアツなったり 泣けるほどじゃないと感動できないんだよね。
この作品に関しては、それがなかったのは致命的欠陥かな?
僕としては、ジョーや勇利に ちゃんと感情移入できる話の流れや、キャラにもっと魅力を感じれる描写が欲しかったです。
それが一番の原因かもですね。
あくまで僕の感想です。
惜しかった・・・