pikotan さんの感想・評価
4.2
物語 : 4.5
作画 : 4.5
声優 : 3.5
音楽 : 4.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
「エンシェンと魔法のタブレットもうひとつのひるね姫」と一緒に観てください
評価が余り高くないので期待しないで視聴しましたが、私は充分に面白かったです。
もっと評価されても良いんじゃないかな?
ジャンル的には日常系ファンタジーとでも言えば良いのでしょうか?
また、内容的には家族愛がテーマの一つになっていると思われます。
主人公であるココネと父モモタローの深い絆や他界している母イクミが物語にどう関わるのか、モモタローが完成させた自動運転技術を狙う志島自動車とその会長である志島一心に立ち向かうココネと幼馴染のモリオ、そして感動的な結末と、見所は沢山有り幾つもの伏線が現実と夢の世界を織り交ぜながら回収されていく物語に、私は結構引き込まれました。
ただし、物語の重要と思われる部分が端折られていたりするので、分かりづらい面はあるかもしれません。
その点は、もう一つの作品である「エンシェンと魔法のタブレットもうひとつのひるね姫」を観れば補完されると思いますので、これから視聴される方はセットで観ることをオススメします。
CVに関してはプロ声優ではなく俳優を起用しているため下手という感想が多いようですが、私も実際にセリフを聞いていて下手だなあと思いました。
このレベルだと普段なら声優の評価をぐっと下げるところですが、なぜかこの作品に関しては棒読みも逆にキャラクターに合っているような気がして、あまり気になりませんでした。
主題歌はモンキーズの名曲「デイドリームビリーバー」を、ココネを演じた高畑さんがカバーしていますが、ひるね姫のために作ったといっても良いぐらい、作品の雰囲気に合っている曲でした。
個人的にモンキーズが好きだったというのもありますが、良い選曲だったと思います。