「BRIGADOON[ブリガドーン] まりんとメラン(TVアニメ動画)」

総合得点
72.1
感想・評価
161
棚に入れた
816
ランキング
1204
★★★★☆ 4.0 (161)
物語
4.2
作画
3.9
声優
4.0
音楽
4.0
キャラ
4.1

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あぱぱ さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

命は生きてこそ命

WOWOWアニメで知名度は低いですが、米たにヨシトモ監督が
本気をかけた作品。

作品内に多くの個人が大切にしたい気持ちが詰まっています。
「命」「絆」「信頼」
そして心を打つ名言台詞がたくさんあります。

それと人として理解してもらいたい「人権侵犯」という内容も
含まれています。

作品内のどのような内容が「人権侵犯」であるのか挙げますと
・いじめ
・暴力
・貧困差別
・周囲情報による差別

などが含まれています。

作品内の時代設定は1969年ですので、こういった差別に対して
社会的な認知が乏しく、ひたすら可哀想な境遇にしか映ってきません。

しかし現代では、これらについて侵害された報告があれば
法によって罰せられることもあります。

キャラクターまりんとメランは、周囲からどう思われようと
自分の意思を貫く強さをもっています。
それ故に周囲から冷たい扱いを受けることがありますが
己の信念と相手の絆で突き進んで行く姿は感動を覚えます。

等価崩壊という二つの世界を保つために起こる崩壊は自然災害と
似た現象で、命が無慈悲に奪われる描写は心が痛みます。
そして崩壊は人の心さえも蝕んでいきます。

最近のアニメで見られない「苦労」を感じてみられたい方には
向いている作品かもしれません。

誰かを責めるのではなく、個人の気持ちを大事にさせてくれる物語です。

(余談)

差別は憎しみを生みます。
どんなに多くの人に憎まれてもを恨まない気持ちを持つことが
大切なことだと感じさせてくれます。

綺麗ごとを言っているように思われるかもしれないですが
「憎しみは憎しみしか生まない」という言葉から
憎む相手に許す気持ちを持つことは、自身がこれからを生きていく
ために重要な気持ちだと思っています。

「みんな」ではなく「自分」の気持ちを大切にしてほしいです。

投稿 : 2018/07/16
閲覧 : 580
サンキュー:

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