「アンゴルモア元寇合戦記(TVアニメ動画)」

総合得点
68.5
感想・評価
241
棚に入れた
795
ランキング
2085
★★★★☆ 3.4 (241)
物語
3.5
作画
3.3
声優
3.5
音楽
3.4
キャラ
3.5

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ネタバレ

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:今観てる

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第一話視聴
力強い、荒々しい(タフな)作風が良い感じですね~
話がおもしろくて先が気になります
オープニング映像気に入りました

{netabare}本作のような、画面全体に透過率の高いテクスチャを貼る演出は、汚れたレンズで撮影したかのような目障りで汚らしい低品質で安っぽい映像を観ている感じが致しますので、正直なところ勘弁してほしいのでございますが、それは単なる私の好みの問題でもございますので、それについては、諦める(受け入れる)ことに致します。

そういえば、墓場鬼太郎というアニメでも同様の処理が施されておりました。その映像を観た時にも、非常に残念な思いを致しました。作品自体は面白くて魅力的であり、随所で素晴らしい仕事がなされていながら、仕上げの部分である最終出力段階に於ける映像の処理が「個人的に気にくわなかった」がゆえに、作品を存分に楽しめない状態に陥ったのでありました。つまり、私という人間は、こうした「後乗せノイズ」とでも言えそうな表現に対して、強い抵抗感を抱く人間なのであります。

本作の画面処理には、いわゆる「レトロ感の再現」とでも申しましょうか、「デジタル環境においてアナログ環境の情報量を再現したい」といった理由から、こうした後乗せノイズ的な演出(映像処理の技法?)が用いられたのでしょうか。
無論、私は制作に携わっている人間ではないので、その目的や意図はわかりかねます。しかしながら、本作の映像を観ていて、何かもっと他にやり様は無かったのだろうか、と、「何もできない無能な一視聴者に過ぎないゴミクズ同然のド素人の分際」であるワタクシは、僭越ながら作品内の仕事内容への疑問を抱き、恐れ多くもイチャモンを呈し、身勝手な不満を覚えてしまうのであります。

意図的にレトロ感を演出していると思われる作品が、すべてよろしくない結果を招いているなどと申し上げているわけではございません。たとえばメガロボクスという作品の映像からは、違和感を覚えない、ナチュラルに近いレトロな感じが出ておりましたし、タイガーマスクWという作品でも、なかなかにナチュラルなアナログ的な質感が出ておりました。キルラキルという作品の映像も非常にうまい具合にレトロテイストが醸し出されておりました。これらレトロ的表現の成功作品とでも呼べそうな作品で表現された映像及び筆致は、それ自体が鑑賞していて実に楽しい仕上がりだったのでございました。
これらの作品と、本作や墓場鬼太郎の違いは、どこから来るのでしょうか。おそらくは、映像をレトロ的アナログ的に仕上げていく段階におけるアプローチの仕方、行っている処理の内容が、異なることに起因するのでしょう。こうした技術的な面についての詳細は、おそらく制作者のインタビューやコメンタリーを読んだり聴いたりしない限り、一素人である私には知ることはできないでしょう。知らないなら黙ってろよバカヤロウという指摘は、ごもっともでございます。

今更ですが、そもそも本作『アンゴルモア元寇合戦記』に於ける画面全体うっすらテクスチャ処理が、レトロな感じを出したいといった意図に基づいて「いなかった」としたら、どうなるでしょう。無論、ここまでの話は的外れも甚だしい価値の無い無駄話だったことになるでしょう。お前、さっきから一人で何言ってんの?バカじゃないの?と、そうした残念な話で終わるでしょう。
要するにここには「私という人間は本作の様な画面処理が嫌いなのだ」という話が書き連ねてあるだけなのであります。つまりは、私自身の個人的な問題について述べられているだけなのであります。

思えば、電脳コイルという作品にも、本作と「似たような」画面処理が施されておりました。電脳コイルでは「画面全体にうっすらとノイズを乗せる画面処理」が施されておりまして、視聴時にはこの演出が、とにかく「不快」でございました。私はその画面処理が気に入らなかったがために、新品のBlu-rayボックスを買って視聴を開始したにもかかわらず「途中で断念した」次第であります。

おそらく私には、映像に対する意味不明なこだわりというか、映像とはこうでなくてはならないといった凝り固まった信念が形成されているのでしょう。これはつまり、人工的に付加されたランダム性みたいなものへの違和感を払拭できない性癖を持っているのだと考えられます。こうした私自身の状態が、本作のような画面処理を施す作品を視聴する際に、支障を来す要因として機能しているのかもしれません。

そういえば、似たような事例をもう一つ思い出しました。それはトップをねらえ!という作品を鑑賞したときの話です。トップをねらえ!の「一作目」の映像の質感は、一言で言うと最高でした。作画に於ける筆致の情報量が申し分なく、アナログ作業の強みとでも言えるランダム性が存分に生かされた映像に仕上がっていました。しかし「二作目」の映像は、一作目に比べて筆致に含まれる情報量が乏しく、一作目のオマージュであろうカタパルトのシーンなどでは、その「グレードダウン」ぶりが顕著に表れており、非常にガッカリ致しました。
二作目は制作時の作業効率と精度の面では格段に一作目を上回ったかもしれません。しかし、完成後の画面及びそれを構成する筆致から得られる情報量については、明らかに一作目よりも下回っているように感じられました。つまり、二作目は絵や線に「面白みが足りない」という話であります。そんなのは個人的な好みの問題だろうという話ではありますが、一作目と二作目では表現されたモノの質が明確に異なっており、絵的に面白くて好きなのは、断然「一作目」ということになるのであります。
この場合、一作目の印象を引きずった状態で二作目を観た私の「態度」に「問題がある」と言えるかもしれません。シリーズものと雖も、それぞれ個別の作品として認識すべきではないのか、と言われれば、それまでの話でございましょう。けれども、個人的な「好み」ってのがあるからね~、こればっかしはどうしたってついて回るってものでしてね~(笑)そこを抜きにしたら感想もクソも無いでしょう(笑)評論家として信用されたいなら個人的な好みでモノを言う視点と態度を捨て去る必要があるのかもしれませんけどね~、それはなかなかどうして、容易ではございませんでしょう~(笑)あたしにゃ~無理だね(笑)

こんなことをダラダラ書いていたら、ここで話題にしていた「画面処理」が、特に気にならなくなりました。どうやらここにきて「苦手」を「克服」しちまったようですなあ~。なるほど、こうやって文字にしてモヤモヤした考えをロジカルに整理する作業ってのは、なかなかに有意義な営みだったりするんですね~、勉強になったな~、というか、ちょっと頭の中いじっただけでそれまでの認識がコロッと変わっちまうんだから、人間ってのは、とことん、いい加減な生き物でございますな~まーしかしそこに救いがあるって言うか脆さがあるって申しましょうかジンセイっておもしろいですよね~~~(笑){/netabare}

投稿 : 2018/07/15
閲覧 : 174

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