Progress さんの感想・評価
4.1
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 5.0
キャラ : 3.5
状態:観終わった
音楽が良いから見てた感
音楽がいいんですよ。いわゆるハウス系。音楽を担当しているハウスDJ、Rasmus Faberって知ってます?私は初めて聞きました。
さて終わりました。清涼剤としてはとても良い雰囲気の作品でした。
ビーチバレーという海辺で行うスポーツなだけにいつも海が見える開放感と、
沖縄のなんとない陽気感に物語が支えられました。
はるかは転校してきた主人公で、とても前向きで、かな達の関係に起爆剤になる要素。
かなたは、昔のバディである成美とのしこりが解消できなかった、はるかが活躍するための状況を持っていましたね。
練習や途中の試合でも、はるかは前向きで、それによってかなたは変わっていき、自身の力で成美との関係を改善させるまでにいたる。
その過程が、はるかのおかげで、暗くならなかった。
そして、珍しくはるかが試合中にやられすぎて、前向きさを失った時にかなが支える。
その答えとして
「だから私たちは、かけがえのない一人を選ぶ」
であってほしいなあ。
ただ、はるかが、運動の天才であり、性格がよく、人を元気付けるパワーを持っており、ルックスもモデル並という・・・。
少し浮世離れしている感がありますよね、その部分、はるかの過去にしろ、未来にしろ、はるかはもっと語られるべきだったと思います。
かなたはヒロインでありながら主人公になっており、
それは原作でダブル主人公なのかどうかはわかりませんが、
この1クールでは多くがかなたの問題に割かれた。
はるかにもっと深みと言うか、かなたとのバディである必要が薄まりました。主人公なのに・・・
後半はスポコンな展開が続くため、かなり圧縮した感が見られますが、欲を言えば、もっとゆっくりやれば、私も底抜けに明るいはるかに元気付けられるような作品になっていたかも。
それでも、戦いの後に後腐れを持ち込まない、気持ちの良い作品ではあるんですけどね。