ラグマット さんの感想・評価
4.3
物語 : 4.0
作画 : 2.5
声優 : 5.0
音楽 : 5.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
説明不要の名作だが…
簡潔にいうと尺稼ぎアニメとしては代表的な存在。
とにかく引き延ばしがひどい。
フリーザ戦などは20話近くも引き伸ばされていたりと、流石に娯楽アニメとしては評価できない。
他にも痛めつける描写が多く、長いものの原作では一ページで終わっている内容をアニメ1話丸ごと使っているシーンもある。
代表的なもので言えばクリリンがフリーザに腹を貫かれた時、ビーデルがスポポビッチに痛めつけられている時。
また、原作と違いアニメに関しては別に神作画ではない。
よく見なくても作画崩壊や手抜きが目立つ。特にブウ編、天下一武道会の観客はあまりにもお粗末。
ただ要所要所で光る部分は多く、味がある。
今なお通用するわかりやすい描写は素晴らしかった。
ストーリーとしてはシンプル。
敵が来る。試行錯誤して倒す。これを繰り返すだけだ。
王道といえば王道だが、その王道を築き上げた作品でもある。
キャラクターとしては、中盤からは一部を除いてサイヤ人以外では敵に太刀打ちできなくなるなど、手放しに評価はできない。
クリリンやヤムチャなど、最初期のキャラはベンチにも入らなくなっていた。
真面目に評価するとそこまで優れたアニメとは言い難い。
長編アニメの宿命とはいえ、テンポが遅すぎるのは致命傷。