うにおいくら さんの感想・評価
3.7
物語 : 4.0
作画 : 3.5
声優 : 4.0
音楽 : 3.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
これまでのSAOとは違ったテイスト
川原礫による『ソードアート・オンライン』の「ファントム・バレット編」を原案としたスピンオフ作品。
作者は「キノの旅」の作者時雨沢恵一。相当なガンマニア。
なのでキリトもアスナも登場しない。
という事で賛否両論あった「ゆるい夫婦ごっこ」要素は全くない。期待して見ると間違いなく後悔する。
勿論兄妹の禁断の愛も微塵も出てこない。
その代わり銃器の説明が詳しく説明され、作中に作者本人が「銃が出てくる作品ばかり書いている小説家」として登場もしている。
主人公は女性で萌え系ぽく見えないこともないレベルのビジュアルだが、内容は案外硬派だ。
先に「SAO2」の「ファントム・バレット編」を見ておくことをお勧めする。
別に見ていなくても理解はできるが、見ていた方が小ネタの意味が分かる。
ストーリー的にピトフーイは誰か?っていう事なんだろうけど、それは見ている途中になんとなく予想が付く……と言うかバレバレだろう?
要するに作者が自分のガンマニアの知識をひけらかしたいだけに作ったアニメなのでこれはこれで良いのだろう。
主人公レン/小比類巻香蓮役は昨年『エロマンガ先生』の女子中学生役で声優デビューしたばかりのこれから期待が持てる新人楠木ともり18歳。
ピトフーイ/エルザ役は、この頃大御所になりつつあるまだ新婚気分が抜けきらない日笠陽子。(見た訳ではないのでテキトー)
この人はけいおん!の秋山澪以来私の見るアニメには出現率が高い声優だ。
勿論、私の好きな声優の一人でもある。
この人の絶叫シーンとか発狂シーンは迫力がある。(そういえばそういう役多くないかい?)
エム/ 阿僧祇 豪志役の興津和幸だが、こんな低くて太い声も出せるのかとちょっと驚いた。
で、最後に「面白いアニメだったか?」と問われればオジサンは「面白いアニメだった」と答えるでしょう。