シャルロット さんの感想・評価
2.3
物語 : 1.0
作画 : 2.5
声優 : 3.0
音楽 : 3.5
キャラ : 1.5
状態:観終わった
これはフランス革命の話ですか?
何十年来の原作ファンです。このアニメ、オンタイムで見ました。確か、大好きなベルばらがアニメになるというので、すごく楽しみにしていたのが、見事に裏切られた思い出がありました。今回、今一度見てみました。やっぱりひどい!まず、ストーリーは無茶苦茶。アントワネットの少女時代(オーストラリア)の頃の話も、オスカルの死後のヴァレンヌ逃亡(ちらっと回想で出たっけ)も断頭台も何にも入っていない。いきなりジェローデルは出てくるし、やたら、デュバリーは悪役で変な悪さばっかするし、オルレアン公は黒幕で何もかもからんでくるし、原作とは全く違うし、はっきり言って人気キャラ・オスカルを主人公にしたいがためのみに書かれた脚本としか思えなかった。もっと根底にあるフランス革命というものを意識したものであるなら、架空の人物、オスカルとアンドレの物語に終始してしまうのは、物語の主旨から外れていると言わざる得ないと思う。アントワネット、フェルゼン、ルイ16世、もっときちんと描くべき。だから、これは歴史の物語でなく、ただ単にフィクションと思えば、まあ許せるかな?とも思う。ちなみに宝塚も見たけれど、あれも、愛愛愛・・・とただ愛の物語。それだけじゃないけれど・・・。バスティーユもなんか変。でも実際の人間が劇でやるのだから、まああれが限界かな?私は幼き頃よりアントワネットが好きでした。小さい頃は唯々綺麗なドレス着ていてかわいいアントワネットに惹かれました。いろんな事を考えられる年齢となると、オスカルの生き方にも共感したし、アントワネットについては、ある程度は自業自得的な面があるようにも思いました。だが、オスカル尊敬はしてもそれは愛ではないの(XXのセリフですが)やっぱりアントワネットとフェルゼンが好き。このアニメで私にとって唯一うれしかったのは、(実は今回、漫画本のエピソード集を読んで、そして見返すことになりました。あんまりフェルゼンが不憫で)まだまだ平和な時代に、アントワネットとフェルゼンが仲良さそうに、会話している姿が、随所に出てきたことです。やはり声があるのと(アニメ)ないのとでは違う。本当に、何十年来のファンとしては、原作と一句一語違わず、厳選した声優と音楽と、往年の池田氏の画でアニメ作品作っていただきたい。こんな厳しい意見を書くのは私がアントワネットのファンだからでしょうか?オスカルファンの方はこのアニメに満足しているのでしょうか?ちなみ
に最近ベルばらyoutubeで検索していたらCRとかってパチンコの広告なんだけど、そのベルばらの画像のクオリティが実にすばらしい。しかもその短編のストーリーが(セリフ不足ではあるが)原作に沿っています。びっくりして、そのDVD集めています。
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