タック二階堂 さんの感想・評価
3.8
物語 : 3.0
作画 : 4.0
声優 : 3.5
音楽 : 4.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
滝沢の行動に理解が及ばない…
詳細は一期と劇場版の前編を観てください。
なぜ滝沢は自分と1番のジュイスを乗せたトラックを
飯沼の未亡人のところに乗りつけたのか。
なぜ自分でテロリスト宣言をして、電子マネーで
全国民に1円ずつ振り込ませたのか。
(言ってることが嘘じゃないことをわからせるため
って意味ではなく)
そもそもテレビ版ラストでミサイル攻撃を防いで
みせた後、また記憶を消したのはなぜなのか。
動機がまったく理解できないんですね。
1番が何をしたかったのかも少し分かりづらい。
各セレソンのジュイスを爆破するって、それはもう
世直しではなく単にゲームに勝ちたいだけですよね。
「東のエデン」メンバーたちと、セレソンたちの
攻防など、随所に面白さがちりばめられている
のですが、大元の動機がよくわからないために、
なんとなくフワってしている話になってしまいました。
ミスターアウトサイドがやりたかったこともねえ…
滝沢を選んだ理由が新聞をただでくれたこと
(まあ、考え方に希望あったからかもだけど)
だし。結局、フィクサーとして政治の世界にも
裏で影響力があった爺さんがミスターアウトサイド
って、それじゃあそのまんまだよって感じなんです。
結果論ですが、劇場版は蛇足だったのかなあという
印象です。テレビ版で終わっておけば、憶測も含め、
良作としての印象が残ったと思うのに。
滝沢も、結局は豊洲のショッピングモールに、
ニートの自治区を作りたかったの?って感じですしね。
惜しい作品でした。