あぱぱ さんの感想・評価
4.2
物語 : 4.5
作画 : 4.0
声優 : 4.5
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
一生懸命は、それだけで価値がある
視聴回数 全話3回くらい
「恋は下り坂。勢いがついたら止まらないの。
でもね、愛は登り坂。辛いこと苦しいことを背負って
登らないといけないのよ」
この台詞だけで、私は作品の評価したいくらいです。
言葉に出して言うこともないことですが、恋愛経験をされた
人には台詞の重みが、かなり圧し掛かってきます。
(好きになるのは簡単だけど、愛し続けるのは辛いこともあるんですよね)
他にも名台詞がある作品なので、気に入った台詞があるかもしれません。
物語に描かれている恋愛の中では、「長い間暖めていた気持ち」と
「自分の気持ちを受け止めてほしい」という献身的な想いが入り混じって
思い通りにいかない、じれったさが見所だと感じてます。
2パターンの恋愛が同時進行しているタイムラインは
キャラクターの関連性なども含めて数少ない展開でもあります。
作画は新房氏が関わっているだけあって、なんとなく妖美に見える
エロスな感じがよかったりします。
単調なツートン背景とか描写的に、そことなく空虚な感じが
心地よかったりします。
オープニング曲が1期&2期ともに、ELISAが唄う声と背景画が
マッチングして作品をよりドラマッチックに感じさせてくれます。
恋愛模様の好き嫌いのパターンは人それぞれだと思いますが
真剣に相手を想う恋愛物語を楽しみたい方にはオススメです。
2期 「a tale of melodies」もありますので気に入ったら
続きもどうぞ。
スペルが似てるのでお間違いなく。