うにおいくら さんの感想・評価
3.1
物語 : 3.5
作画 : 2.0
声優 : 4.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
オジサンには微妙だったが面白いアニメだった
腐女子になった我が娘が刀剣オタとなり果ててしまったおかげで、なんとなく見始めてしまったアニメ。
セーラー服を着た女子中学生沢山出て来たのを見た瞬間、観たことを後悔したが、「とりあえず1話ぐらいは見てやろう」的な感覚で見始めたアニメ。
JKですらない主人公にオジサンは興味がない。いやJKにも興味はないが……。
で、気が付いたら24話最後まで見てしまっていた。セーラー服が気に入ったわけではない。言っておくが……。
内容は荒魂(あらだま)と呼ばれる化け物をセーラー服姿の女子中学生の集団が刀を振り回して退治するという物語だ。
このアニメを初めて見た時の感覚は『艦これ』を初めて見た時に似ている。
『艦これ』はゲームでは知っていたがアニメになっているとは思ってもいなかったので見てしまったが、同じように1話切りのつもりが最後まで見た上に劇場版まで見てしまった……という事があった。
さて、このアニメだが主役級の6人の中の人はほとんど知らなかった。
唯一知っていたのは益子薫役の松田利冴だけだった。それも知っているというよりこのアニメを見る数日前に見た『ハクメイとミコチ』のハクメイ役で知ったばかりでなんとなく覚えていたという程度だった。
はっきり言ってこれだけでも期待薄のアニメだと思ったが、脇を固めている声優が、主役級に反して実力者を揃えていた。
瀬戸麻沙美、内山夕実、 M・A・O・、水瀬いのり、 ゆかな、 川澄綾子etc私の大好きな女性声優で固められている。
よくありがちな『これから世に送り出したい声優のためのアニメ』的なもんか?……いや多分そうだろう。これほどあざとい陣容は珍しいが……金持ってるな……。
ちなみに上記以外にゆかなの『コンゴウ』・沼倉愛美『タカオ』(蒼き鋼のアルペジオ)・斎藤千和『戦場ヶ原ひたぎ』(化物語)は私のお気に入りの声優だったりする。どうでも良い話だが……。
でも、これもこのアニメを見続けた理由の一つでもある。
で、オジサン的には、これまた『艦これ』ほどではないにしろ、それなりにツボにはなってしまったアニメだった。
あまりにも判り易い正義感にオジサンは弱い。昔なら「け!」と一言で片づけて終わっていただろうが、今はそれを優しく見守れるだけの許容力もできたようだ。
作画は細かいところでは、結構崩壊していたが、それは全く気にならない程度だ。はっきり言って『上げ足レベル』で見ていると目に付く程度。
制作はStudio五組。ま、こんなもんでしょう。
しかし刀での戦闘シーンは後半になればなるほどこ慣れて来たのか迫力も動きも良かった。
私的には21話の『十条 姫和VSタギツヒメ』の対峙動きもアングルもなかなかなものだと思う。
ただ作画が作画だけにこれ以上の迫力と緊張感はなかったが、それを追求するアニメではないので、これで十分。
という事でオジサンが最後まで見れたアニメだったが、登城人物が多すぎて誰が誰か途中で分からなくなった。
年寄りにはそこが優しくないアニメかもしれない。^^;