木村天祐 さんの感想・評価
3.4
物語 : 3.0
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
今期一番期待してた作品のはずが、脚本が・・・
見終わりましたー。
正直多大な期待度とはかけ離れた出来で、私は残念でしたね。
放送前は、P.A.WORKS制作、雰囲気は大正っぽい感じ、帝都で妖怪と戦う部隊の話?と読み取って期待したんですが、見た目だけで全く時代感はないし、妖怪ではなくヴァンパイヤ単体相手のしょぼくれた使い古された発想でしたね。作画は最高でした。さすがP.A.でしたね。声優もいい人使ってましたよ。
話としては、「ヴァンパイヤ討伐の組織、主人公は復讐者、殺されたと思われていた兄がヴァンパイヤになってる、主人公は謎の部族出身で部族は謎の秘宝を所持していてヴァンパイヤに狙われた」これでだいたい話済んじゃいました。脚本もう少し捻れなかったんですか?最後まで、兄と一緒にカタキのヴァンパイヤのボス倒して終わりって、まあ王道パターンとか既定路線とかはわかるんですがもっと頭使って欲しかったです。
一族の秘宝ってなんであんな不思議パワー持ってたんですか?「秘宝ってなんなんですか?」最終回でキャラクターからこんなセリフ出るとは思いませんでしたよ。そんなんこっちが聞きたいですよ。ふざけてるんですか?
全体通して、昭和大正感は必要なかったですよね。見た目だけって、じゃあ何だったんだこの世界観。
作画と声優とキャラデでもったような作品だったと思います。それ抜いたら完全に駄作で死んでましたよこれ・・・。
なかでも一番気になったのは、「ヒロイン」かな。見てくれ以外可愛くないです。
一話目から何の理由もなく初対面の主人公を気にしまくり、挙げ句超ストーカーするわ、あらゆる場面に出しゃばるわ。マジこいつなんなの・・・。海外にまでストーカーしに行きました(始めイギリス、途中変更して樺太)けど、普通に考えて当時海外渡航っつったら半端じゃない料金かかりますよね。どうやって金捻出したの?最終回以後、経営の勉強始めるとか、当時の男尊女卑世界感はどこに?自由すぎんだろお前。なんていうか「メアリ・スー」みたいなオーラがビンビンに出まくっててひでーキャラクターでした。
ちょっと作画声優に見合ってない脚本だったと思います。
もう少し精進してください。
あとかなり期待してたのに肩透かし喰らって虫の息の私に謝ってください。