Dkn さんの感想・評価
4.2
物語 : 4.5
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
ヌルフフフ‥!歴代の教師漫画にマッハの速度で挑んだアンチジャンル
「暗殺」なんて言葉が使われる、教育委員会に正面から喧嘩を売っているような作者のパンクな面が見える作品。
ところが、蓋を開けてみると学校教育が抱える問題に地球を破壊できるバケモノの先生が挑んでいくストーリー。
例えば学校にかぎらず、何かしらを修めた教育者のお話を聞くのって楽しいですよね。私は大好きなんですw
ただ教科書に載っている文章や問題を解かせるだけでは意味が無い。「猿でも出来る」なんて言葉がありますが、
実際誰がやっても変わらないと思います。独自の考え方やアプローチで聞きたくなる、学びたくなる教育を実践している方は様々なところで活躍中です。それこそ千差万別、環境やお国柄によっても変わるもの。教育論は正解がないからこそ、複数の教育者から聞くのが楽しいんですよね。
あ、別に私は何かを修めた教育者では無いので話半分に聞いて下さいね~♪ ヽ(´ー`)ノイエーイ
中でもよく思うのが、断言をし切る教育論はあまり好きじゃない。先ほど言ったように正解なんて無いんです。
だからあくまで私はこうした、ああした。目の前の出来事に対しての対処法や普遍ではなく移り変わるものとして
捉えている方のお話はとても為になるのです。時代が移り変わるに連れ、子供達や生徒も変わっていきます。
この「暗殺教室」は、現代の教育が抱えた数多くの問題を全部解決する事ができる先生なんて――――――――
――マッハ20で飛べて、手が幾つもあって、人外で、人類を滅ぼせるような奴じゃないと無理だよwwwwww
そんな思いから作られている気がして、作者の皮肉や誠実さや怒りなど、色んな物を作品から感じました。
更に面白い部分は、そんなバケモノ先生でも対処できないことや、先生の想像を生徒たちが上まわっていくこと。
こんな先生が居ればもっと学校が楽しかったのに‥。そんな気持ちと同時に生徒を思う先生の側にも立てるんです。
生徒の闇や昏い部分を先生が解決していく教師漫画の王道を押さえつつ、闇や昏さを抑えるのでは無く、
「暗殺」という闇そのものに生徒を引きずり込んで教育をしていく。少し違うけれどGTOなんて近いかもしれない。
「漂流教室」の語感に「リアル鬼ごっこ」のような第一印象とは全く別の、教育委員会に喧嘩を売るのでは無く、
警鐘を鳴らすような子供や先生の立場に立った寄り添うような教育ジャンルでしたね。そして2期に続く‥(続)
最後にクズ発言で〆ましょう。ひゃほーい!
男の娘好きとしては!!!渚キュンはペロペr――ry
ゴゴゴ(殺 ˙-˙ ) Σ(゚∀゚ノ)ノキャアー