四畳半愛好家 さんの感想・評価
3.7
物語 : 3.5
作画 : 3.5
声優 : 4.0
音楽 : 3.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
応援したくなる主人公に萌えるヒロイン達…通称”土曜深夜34時アニメ”
原作は少年サンデー2004年45号から2017年20号まで連載。全52巻。
本作アニメ第1期は4クール全52話。ちなみに4期まであります。
基本的には1話ごとにオチがつく、ラブコメ+ギャグ系作品であり、少なくとも1期においては、シリアス要素少なめの平和的な日常系アニメとなっています。
日曜の朝にやるアニメではあるものの、どちらかというと「大きな子供向け」作品であることもあり、「土曜深夜34時アニメ」などと称されることも…笑。
しかし、この時期は「グレンラガン」とか「エウレカセブン」も日曜の朝に放映していたわけなんで、この作品は余裕でセーフですね。
基本的に子供でも楽しめる作品にはなっています。(パロネタとか分からないでしょうが…。)
しかし…主人公である薄幸な少年ハヤテの設定が本当にえげつない…。
ギャグな雰囲気とハヤテの優しさもあって、シリアス感は出ておりませんが、この両親はアニメ史に残る最低の屑親だと思います…。個人的には、ぶっちぎり1位かと…。子供に対する愛がないとかそういうレベルではありません…。
そんな猛毒にも程がある毒親でも汚せない主人公の優しさと健気さ…視聴一話にして応援したくなるキャラクターでした。
よくこんな両親から、こんなに良い子が生まれたもんだ…。
その他、メインヒロインの三千院ナギやメイドのマリアさん、作中で圧倒的に一番人気の桂ヒナギク等、可愛らしいヒロインも多数登場!
上記の3人に関しては、本当に甲乙つけがたいヒロインだったと思います。
三千院ナギは数ある釘宮キャラでも、屈指の嵌っているキャラでしたし、マリアさんも本当に可愛い…。登場回は多くありませんが、ヒナギクも人気になるのも納得の魅力的なキャラでした…。
だが敢えて言おう、私は綾崎ハヤテが一番好きだ!と。
総評としましては、
基本的に一話完結エピソード×52話というスタイルなので「物語が進んでいる」感覚が希薄であり、長い分今更オススメしにくい作品ではあります。
しかし、各話小粒感はあるものの決してクオリティーは低くなく、キャラも魅力的であるため、個人的には苦にならず全話視聴することができました。
何か軽いアニメを観たい方にとって、悪くない選択肢の一つではないかと思いますよ!