踏切太郎 さんの感想・評価

4.4
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態：観終わった

男性や原作を知らない人でも楽しめる最高のエンタメ作品

最近も見返しましたが学生時代リアルタイムで観ていました。
うた☆プリは１話目で手描きライブとぶっ飛んだ学園ルール説明、２話目から6人のプリンス一人一人の掘り下げ回が始まるがこの構成が何とも見事だと思う。

個人的に最近の女性向けやゲーム原作作品は「原作未プレイ者はお断り」なキャラに入り込めなかったり内容が薄いものが多くうんざりしていたが、うたプリは一人一人丁寧にヒロインとの距離を縮めるエピソードを入れることで視聴者が話に入り込みやすいアニメになっていて非常に感心した。

各キャラの掘り下げ回は{netabare}ヒロインがプリンスに助けられる回もありワンパターンではないのが良い。{/netabare}
また各キャラの担当楽曲を活かした楽曲のクオリティも非常に高く、当時かなり衝撃を受けた。

このアニメが面白いのは校長のシャイニング早乙女の存在が大きい。
彼のおかしな言動や動きのお陰でテンポ良く見られるｗ
(原作ゲームでは若返った彼がが攻略できますｗ)

{netabare}真斗が春歌をペアに誘うために果たし状のような手紙を渡したり{/netabare}キャラの魅力を活かした小ネタも上手く、キャラを大切に扱っているのもポイントが高い。

いきなり歌い出したり謎空間が出たりキャラの服装がダサかったりと笑える部分もありツッコミを入れながら楽しむアニメとしても最適。

ヒロインが{netabare}6人全員とペアを組む{/netabare}という展開も王道で良い。

終盤の {netabare}トキヤ絡み{/netabare}のエピソードなど粗削りな部分もあるが、個人的には覇権アニメと呼ぶには相応しい、
原作未プレイ者を最大限楽しませるという製作者の努力が見える「最高のエンタメ」アニメだと思う。

自分はこのアニメが原因で初めてキャラソンCDと乙女ゲームを購入した。
原作ゲームのシナリオは正直凡作だが楽曲クオリティは他の女性向けアイドルジャンルよりも群を抜いてクオリティが高いと今でも思う。
自分はラブライバーでもあるが個人的に曲はうたプリの方が好きかな。

お気に入りキャラは神宮司レンです。