E-M さんの感想・評価
2.5
物語 : 2.5
作画 : 2.5
声優 : 2.5
音楽 : 2.5
キャラ : 2.5
状態:今観てる
今のところの評価
原作未読、現時点で7話まで視聴しました。
少年ジャンプに連載されているだけあって、他の方々が言うように、やはり「在り来りな」という印象を受けてしまいます。
初めに声優さんの評価から。
その前に…少しお話を。私は、ブラッククローバーの舞台設定がとても気に入ったので放送開始日から2ヶ月遅れて去年の冬に初めて視聴しました。しかしながら、これはもうアニメ「ブラッククローバー」の通過儀礼とも言いましょうか。
とにかく主人公・アスタの声優さんの演技に(悪い意味で)脱帽しました。もう何度もこのブラッククローバーの評価を見てる方ならお分かりだと思います。
アスタの性格は、FAIRYTAILのナツによく似ています。ですので、自然と、力んだり、元気一杯に叫んだり…とありますが、如何せん新人さんなので下手です。棒読み、というか叫ぶ演技がとても下手なのです。技量が追いついてないことに聞くのも耐えかねて、それが理由で、一度視聴を断念しました。
他のキャラを演じる声優さんは、有名どころが多いですね。というより、もうそんなのどうでも良くなるくらいアスタの声優さんの演技が下手ですね。
ですが、魔法ファンタジーの設定は個人的には好きですし、ストーリーも面白いです。どうしても見たくて見続けてます。最初は意地でしたが、聞き慣れた今は少しずつこのアスタの声優さんもほんともう徐々にですが演技の向上は見られます。いや、そう思いたい私がいます。
続いて、ストーリーの評価。
他の方々が先述されている通り、色々な王道作品を彷彿とさせる台詞は多く見られますね。アスタが「魔法帝になる!」という台詞なんて、まんま「俺は海賊王になる!」とか「火影になる!」と差して変わらないです。王道マンガ(特にジャンプ)には、よく見られる主人公の決意。ここに関しては、個人的にはそこまで気にはならなかったです。
視聴し終えたところまでのストーリーの流れとしましては、魔法騎士団に入る入団試験は、中忍試験やハンター試験同様、王道には必須といえる試験イベントですのでこれもまた特に気にする必要はないかなと。
視聴してみて、うまく自身の中で消化できないと感じられる方は少なくはないと思います。※参考までに、私は「これはジャンプ版FAIRYTAILだ」という認識で視聴したらアスタの声優さんの演技以外は気にならなくなりました。
テンポは、比較的悪い方に分類されると思います。1話1話、リアルタイムで追うよりかは、溜め録りして何話かまとめて視聴する方がよいかと。
キャラ評価(アスタとユノのみ)
アスタは、とにかくうるさいです。元気すぎて、声優さんの方が付いていけずに、喉元を終始締められています。性格を一言で表すなら、天真爛漫ですね。FAIRYTAILのナツを2倍くらい鬱陶しくさせた性格です。人によっては見てられないくらいの嫌悪感を抱くかもしれません。万人向けの性格ではないと自信を持って言えます。そのキャラ故に白黒ハッキリしている王道漫画らしい主人公なので、個人的には優柔不断で理由もなくハーレムになるようなラノベ道を征く男主人公よりかは好印象ですね。慣れてしまえば、一周回ってその突き抜けた性格には愛着を持てるようになりました。
続いて、ユノ。アスタの幼馴染であり、ライバルですね。孤児でありながら類稀なる才能を持つ…この点に関して言えば、NARUTOのサスケに似てるという多くの意見に頷けます。ただ性格は、サスケよりはあまり尖ってないですね。作中ではイケメンキャラに付随してますし、女性好みな風貌に異論ないです。たまに作画が溶けてしまって体がアンバランスになりやすいです。発する言葉の大半は口癖の「有り得ねぇ」とアスタへの熱いライバル心を心中で語るくらい。劇中では一番静かなキャラなので、ブラクロを見慣れた側としては逆に口数の少なさに心配になりますね。
両極端なこの二人の性格ゆえに、いいバランスが取れているのではないかなと思います。
総合評価
声優評価、☆1.5
ストーリー評価、良くも悪くもないですがテンポの遅さは否めないので、☆2.5
キャラ評価、主人公が万人向けのキャラではないのと女性キャラがかなり少ないので、☆1.5
総合評価は☆2.5が妥当だと思いますね。
贔屓目なしにしても、キャスティングミスと捉えられてもおかしくないアスタの声優さんが大きなマイナス点になりました。正直声優評価だけなら、☆0.5でもいいのですが、他のキャラを演じられている有名声優さんを忘れてしまうところだったので少し多めに評価しました。
個人的には、ブラッククローバーは楽しんで視聴しています。これから視聴される方の最大の難関は、とにかくアスタの声優さんの演技ですね。それを乗り越えてもテンポが遅いという問題もありますので、アニメ自体を暖かく見守るような形で視聴できる方のみにオススメしたいです。