deash さんの感想・評価
1.0
物語 : 1.0
作画 : 1.0
声優 : 1.0
音楽 : 1.0
キャラ : 1.0
状態:観終わった
なぜひぐらしは解で駄作になったのか?
それは前作が有名小説のドラマのそのまんまパクリで、後半である本作がライトノベルのパクリだからである。竜騎士07には根本的に作品を作る能力がなく、その証拠に最初のひぐらしで張った伏線をすべて羽生を出すことで終わりにした。あとはご存知の通り、訓練された戦闘員と小中学生がまともにやりあったり、本気の羽生「も」いなかったから悲劇は回避できなかっただのと、理解不能かつ子供じみた展開になったのである。もう数えきれないくらい展開に指摘すべきおかしな点があり、それはまた、パクリ元のラノベのネタとそのまま同じ展開である。強引にドラマにライトノベルのストーリーを辻褄合わせせずに混合したために相当メチャクチャになっている。前半「ひぐらしのなくころに」と後半「解」の出来が違うのはひとえにパクリ元の出来の違いではあるが、最初のからライトノベル程度の出来であればこうも違和感はなかっただろう。破綻や違和感を感じる展開は軽く30を超えており、呆れてここに書く気にならない。なお、ラストの1000年かけて出した答え、という部分はパクリ元のラノベでは100年かけて出した答えになっており、100ではパンチ弱いからゼロ一個増やそうというような浅はかすぎる考えが露骨に出ている。一つ言えることは、この作品の破綻は全てそれと同じレベルの安いものばかりで、竜騎士07のレベルの低さを如実に表していると言っていい。この適当な混合ぶりは本気で何も考えてなどいない。ゲームよりアニメスタジオが作ったアニメ版の方が出来がずっといいのだが、もしかしたら70年代ドラマの方の作者がアニメに手直しを入れたのかもしれない。プロの手が入っているようなそういう感じがする。何も考えずに馬鹿になって視聴する分には面白くしてあるので、悪く言いたくないがやむなく貶す。
ゲームにもないラストの展開の梨花が大人になって過去にさかのぼり、過去自体を変えてしまうなどという意味不明なシーンは、のちの竜騎士07の再パクリ作、「うみねこの鳴く頃に」へと繋げているつもりなのだろうが、その個所が浮いていて作者の嫌がらせにしか感じない人間もいるだろう。あれはつまりファンに向けてストーリーの全否定を入れたのである。みんなの壮絶な運命との戦いはなかったことになりましたとさ。だが、そもそもこの作品は駄作・うみねこのなく頃にとは何の関連もない内容である。嫌がらせそのものなのだが、そもそもうみねこが発売してもなお、誰ひとりそのラストの意味に気が付かなかったので被害はないと言える。とりあえず彼岸花までパクリの時点で竜騎士07は逮捕されている事は間違いない。不快でも気にすることはない。ひぐらしのアニメがソコソコ面白かったのは、ひとえにアニメーターの力とパクリ元の原作のテキストの良さである。気違いがテキトーに混ぜてみたらできた曖昧な面白さをより明確にしたのは断じて竜騎士07ではない。アニメスタジオ(と、もしかしたらパクリ元の原作者)である。
一銭もパクリ元には入らないだろうから円盤は買ってもいいが、改めてまじめに見るといろいろがっかりするかもしれない。本作の評価が80点台などとんでもない話だ。
おや?俺あてのサンキューが激減してゼロですよ?閲覧数も三分の一(2018年10月)