あぱぱ さんの感想・評価
4.6
物語 : 4.0
作画 : 5.0
声優 : 4.5
音楽 : 5.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
鋼と蒸気の芸術
視聴回数 5回くらい
この作品を初めて視聴した頃はブラウン管TVとVHSテープでした。
初めて視聴した時は「さすが劇場版!」というのが第一印象。
そして時は過ぎて、改めて液晶TVとBDで視聴したのですが、
まったく違った視覚に驚き。
今の感想は「鋼のきしみと蒸気の絶妙さ、威圧されんばかりの重量感」
というのが今の印象です。
後に調べて知ったのですが、この劇場クオリティを5億で製作したことに
圧倒です。
(同時期のメトロポリスで15億らしいです)
VHS時期から一番凄いと感じていたのが「轟雷号発進」の場面です。
この場面だけ何度も視聴していましたが、BD版では鳥肌がたちました。
{netabare}車両の連結シーンと光武改の搬入。
在来線のレールへ行くまでのジェットコースターから、在来線のホームを
通り過ぎる場面は何度視聴してもワクワクします。
バックパック装着した光武改から噴出する蒸気も凄い迫力です。{/netabare}
物語は元欧州星組のラチェットが花組へ加入して、花組の存亡を描いた
内容になります。
花組全員の仲間への愛情がドラマチックに描写されていて、これまでの
ストーリーの流れに対して違和感なく楽しめます。
{netabare}ピンチの場面から登場する大神と、ラストのラチェットと
サクラのアドリブ演技の場面が見所だと感じています。{/netabare}
音楽は田中公平が担当されているので、既存作と同じく安定した
サクラ大戦風味を聴かせてくれます。
オープニングで奇跡の鐘を投入してきたのは不意をつかれました。
SEの重量感は映像とあわせて充分に楽しめます。
既に視聴済みの方でBD版を未視聴でしたら、ぜひ視聴してほしい作品です。
(余談)
この作品でしたら4DXデジタルシアターで体感しながら楽しめる作品だと
感じています。
実現しないとは思いますが、新シリーズの売り上げ次第で可能性が
あることを願っています。